昨日、仙台の遊郭からバイクでバビューンと塩竈の遊郭へ。
宮城県塩竈市(しおがまし)。
「塩釜」とも書きます。
漁業で栄えた港町にお遊びが無いはずがありません。仙台の遊郭より派手だったという逸話もあるくらいです。
今でもね、遊郭の建築物が1軒だけ残っています。これは遊郭確定の建物で、近年は、旅館やお茶屋さんとして使われていました。
東日本大震災の津波で浸かったんだけど、歴史的価値から残そうとなり、修繕して今に至ります。
今は内部も見学できますよ。300円で。でも、俺行ったことないけど。
いつでも行けるので
他に尾島町というエリアにも赤線があっただろうと予想。なぜならば、現在は広いエリアのスナック街になっており、不必要に道幅が広いエリアが点在。
そんで、然るべき場所にしかるべき建物が点在。果たして、お遊びの場だったのか、何か違う商いをしていたのか、それはわからない。ただ、エリアとしてはお遊びのエリアです。
まだあるよ。
実はね、他にも多数あったんです。少なくとも10数年前は。ライターとして取材(遊郭とかではない内容)もしたし、記憶にあるもん。
でも、津波に侵され、老朽化も相まって殆どが取り壊されました。津波に流されたわけではなく、足元が潮水に浸ったから自主的に解体という感じだと思います。エリア的に流されたところではないので。
中には軒先と軒先の間で営業してる細長い玩具店とか、現代の日本ではかなり珍しい店舗とかもあったのに、全部解体された。とても残念。
そう思いながら全国を思い起こすとね、今しか見れない建築物や意匠って、絶対にあるはず。建物やエリアの寿命ももちろんだけど、自分自身の寿命もあるしさ。
あと、古い建物とか、見る方は勝手なもんで残して欲しいと思うけど、維持する方は大変よ、コレ。
自分の寿命は仕方ないにしても、塩釜の建物もそうだし、かんなみ新地のようにエリアごと消滅した例もあるし、やっぱり行けるうちに行っときたいよね。
まずは、また近くのところを探してみます。石巻とか、海で栄えた街には絶対あるはずだから。