もうひとつの天塩岳速登競争 | まのつくものが、すき

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まのつくものがすきです。
マラソンとか、マンホールとか、うまとか。

やまいちはエントリーしたがる。

圧倒的に適性のない登山レースに。


やまいちは応援を求める。

絶望的に方向音痴なわたしに、山頂でのお迎えを(´・_・`)



・・・あー!仕方ないなぁ、もう‼︎


というわけで8月1日

お久しぶりの登山をしてまいりました。


今回登る天塩岳は標高1557.6m

北海道北部の北見山地最高峰のお山です。


とはいえ登山口の標高が760mなので

実際に登るのは800m程度。


筑波山は標高877mで610m登るため

登山前の疲労度イメージは筑波山相当と設定。


実際に下山しておおよそその通りだったように感じます。

(むしろ自分のペースで進めたためか、天塩岳登山では筋肉痛生じず)


登山道はいくつかありますが速登競争と同じコースならわかりやすい目印があるはず、と

連絡道経由(前天塩→連絡道→新道)コースを選択

コースタイムから2時間程度での登頂と見込んで、いざスタート!



分岐までは橋が多いとありましたが走り始めて早々見えてきました、まずは鉄橋。



そして木。


やまいちくんも書いてましたが、これが結構たわむので

少し高さがある場所ではちょっと怖い

けど、楽しい。



さらに進むと見えてきました、コース案内。

これがあれば方向音痴も安全です。



主要な分岐では普段から看板が設置されていますが

方向音痴でなければ分かるよね、という分岐に対して

上記のようなコース案内があると安心して歩みを進めることができるんですよね。



予習した通り連絡道から傾斜がきつくなります。

というか、連絡道の傾斜が一番過酷でした。



基本的には終始山の中を進みますが、時折り開けるポイントがあり

雄大な山々を眺めることができます。

1時間半後にスタートしたやまいちくんは終始霧の中だったとぼやいてますが笑





傾斜はきついですが足元はどこもしっかりしていて
走れる人は走るんだろうなぁ、
先頭に抜かされないよう頑張ろうと進んでいくと


また分岐。

連絡道が終わり新道に入ったようです。



でもまだ3.7kmもある。

コースが6.5kmなので半分も進んでいない・・・



後ろから走ってきた同じく応援登山だという軽やかな足取りの女の子に抜かされ

1時間10分で登ったとのこと。エントリーし忘れたそうです

真面目に登らないと本当に先頭に抜かされると焦り出すも

ここから先は結構景色の良い場所が多くて道草食ってばかりいました。






明らかに植生が変わり
足元に石が増えたあたりから少しガスっぽくなってきました。


雨も混じってきて冷えてきます。

加えて最後にコース看板を見てからずいぶん経ち、不安が襲ってきます。


一本道で迷いようがないから案内が無いと分かってはいるものの

如何せん自分を信用できない方向音痴。


幸い雲の向こうに人がいて尋ねると

・コースは合っていてここは円山

・この先下って、登った先に天塩岳山頂

走れば山頂まで15分

と教えてくれました。



ほっとしたのと、あと15分と聞いて俄然元気になるわたし。

石ころだらけゾーンや、その先の少し走りやすい道を

亀の歩みペースで走りますがまるで現れない山頂。


どちらへ進めばよいか迷う石の広場は、黄色の着色で道案内


間違えるような道はないためノロノロと歩き続けると

ありました、あと200m


ここでやっと「走れば15分」がトップ選手の話だと気付きました笑



この先50mごとにテープで山頂までのカウントダウン




前を向いて登る人にも、下を向いて登る人にも優しい案内


先ほどの軽やかな足取りの女の子にも再会。


「山頂は風と雨がすごいよ」


山頂と20mも離れていない地点で教えてもらい山頂へ行くと

立っているのがやっとなほどの強風&霧雨。




選手のゴールを待つスタッフに心で労いの言葉をかけ

女の子のいる山頂やや下へ戻ると

やはり応援登山だという女性がコーヒーをご馳走してくれました。


ごちそうさまでした。



帯広のトライアスロンチームだそうです。

いつかトライアスロンの大会で再会できたらいいな。


しばらくするとトップ選手

そして応援登山組の応援者が次々にゴールしてきました。


みなさん本当に強いですね!


この大会はロード10kmの申告タイム順でゼッケンが決まり

またスタートも1人ずつのため

基本的にはゼッケンナンバー順でゴールします。

120番が素晴らしい足取りで早々にゴールしたときはどよめきました。聞けばトレイル10kmの予想タイムで申告したとのこと。速いわけよね笑


やまいちくんが30番だと伝えると

「もうそろそろじゃない?」と言ってくれるのですが

残念、うちのこは平地しか走れないんです(´・_・`)


北海道での冬の練習

天塩岳山頂が石だらけなのは何故、などなど

わいわいお話ししているうちにやまいちくん登場。



みんなに応援してもらい無事怪我なく元気にゴールしてくれました。

そして下山後は嬉しいことにわたしにもカレーが!


レース関係なしに会場を通りかかった人全員にカレーを振る舞っていました。

さすが農業王国北海道?

いいえ、天塩岳速登競争の運営が素晴らしいのでしょう。

事前のメルマガも親切丁寧でしたし
会場運営もとても気持ち良かったです。

久しぶりの応援
久しぶりのレース会場での交流
忘れてしまっていましたが、すごくすごく楽しかったです。


本当は登るつもりがなく熊鈴を持っていなかったので
前夜に熊鈴を録音して、スマホで流し続けたのはナイショの話くま