747☆一反もめん | まのつくものが、すき

まのつくものが、すき

まのつくものがすきです。
マラソンとか、マンホールとか、うまとか。

きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに
 衣かたしき ひとりかも寝む


わかる、わかるわ。

霜降にはまだ早いとはいえ
まもなく白露。

秋の虫たちも鳴きはじめた
夏布団じゃ凍えるような寒い夜。

いつも隣にいたあなたがいない。

ひとりで寝るのはさみしいよ、アンソニー。
どこへいったの?

というわけでアンソニー(自転車)は
ひとあし早く旅に出ました。
かわいいわたしを置いて。

週末に点検をしてもらったときのこと。

’激しい転倒をした心当たりはありますか?’

ん?あるよ。
寧ろ転びすぎてどれが激しいかわからないほどだ。

どれも等しく痛いからね。

冬にランニングタイツを履いたのは
防寒1割、9割は傷隠しだからね。

打撲、擦り傷、青あざ、捻挫・・・
一度の転倒で両膝を擦りむくひとを
はじめて見たと笑われたからね。

どうやらリム?が歪んでいたそうです。

歪んでいることなんて前から知ってたもんね。

でも、車輪の取り付け不良かとおもってた。
他のひとが取り付けたらまっすぐ回転するのかな?って。

そんなこんなで傷つき傷つけ合いながらも
なんだかんだで仲良くしてきた
相棒がいなくなるのは寂しいものです。


本日の妖怪は一反もめん。

もう、走るのも、漕ぐのもつかれるから
空を飛べたらいいなっておもう。

心の底から、そうおもう。

わたしをのせてどこかへ連れていってよ、一反もめん!



おそらく今日も元気に活動中であろう桜島のある
鹿児島県は大隅半島出身らしいよ。