というわけで、そんな時間に起きてむかった先は此方。
岐阜県と三重県の県境。

道の駅にはまもなく巣立ちな
つばめさんが2羽。
かわいいのぅ。
麓の神社からここを目指すらしい。
ちょっと、後悔。
だめよ。まゆみ。
これ以上進むとクマに襲われるわよ。
みんなのタイムを参考に
おおよそ40分で上れると目論む。
全長6kmそこそこときいていたので
オートラップの音が唯一の励み。
だいぶ、後悔。
伝家の宝刀、インナーローは漕ぎ出し早々に抜いた。
それにしてもグローブを忘れたので
ハンドルをもつ手が滑る、滑る。
いつもはちゃんとしてるんだよ。
'手を擦りむくと仕事に支障をきたす。
アマチュアなんだから本業に障ってはならぬ'
転ぶことを前提とした、ありがたいアドバイス
ちゃんと心に刻んでるんだよ。
なのに、一番必要なときに忘れた。
汗をかいた給水ボトルがさらに掌を濡らす。
本当に、危ない。
いろんなことに耐えること30分ちょい
感動の、ゴール。
かなしいときに人は目から汗を流すというけれど
この日はからだ中から涙がたくさんでたよ。
ここをのぼったんだね。
はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ
だなんて、感慨にふける余裕もなく
手汗の恐怖に慄きながら、下る。
すこしでも操作を誤ったら、大怪我だもの。
車のスピードの出しすぎを防ぐためのかまぼこが憎い。
たった10分そこそこ前に
'二度と上らない!'
とおもったはずなのに、なぜだかおかわりしてました。
そんなはじめての峠走。




