会社員時代の話
何人もの方に
続きを楽しみにしています
と言われてはや一年あまり
大変大変お待たせして
ごめんなさい
その1はこちらです
その2はこちらです
その3はこちらです
その4はこちらです
さて、新しい上司は
コテコテの関西弁の
パワフルな女性でした
何回泣かされたことか
先日の夏休み、帰省した時に
久しぶりにお会いしました
娘が生まれた時に
病院に来て
ひとしきり
「可愛い」
と褒めてくださったあと
「あんた、めっちゃやつれてんで」
と言い放ち帰っていったお方です
わかってるがな
41歳の出産やで
なめたらあかんぞな(笑)
それ以来だったので
8年ぶりの再会
でもタイムラグもなく
以前のままいろんな話ができました
いっぱい笑って
一瞬、前職に戻った気持ちになりました
だけど、ここはひとこと言うとこ
と思い(笑)
「課長に何回も泣かされましたよ」
って言っても
「ま〜〜ったく覚えてへんわ」
ま、そりゃそうですね・・・
この上司と一緒に仕事をした時
私のいた部署には
2つのチームがありました
課長が2人、課員が総勢40人
女性だらけの大所帯です
2人の課長がとても対照的で
天使と
鬼軍曹
みなさまもちろんおわかりですね(笑)
はい
私は鬼軍曹の部下で
筆頭リーダーでした
あ、ちなみに天使課長は男性です
当時は男性営業マンも
同じフロアでした
その営業マンの一人が
私に言いました
「お前、ほんまにえらいよな
俺、鬼軍曹チームになったら
仕事やめるわ」
と
もちろん彼は100戦練磨の
証券マン
当然荒波くぐりながら
生きて来ているわけです
その彼をもってして
そう言わしめるという
鬼軍曹に乾杯!
150人が一堂に集うフロア
その一番端が私たちの課
一旦彼女のスイッチが入ると
対角線上の一番遠いところまで
声が響いておりました
近くの席の人たちは伏し目
離れた席の人たちは
お!始まったな の視線
めっちゃ通る声やな〜
と思いながら
それを観察できるくらいの
神経の自分に感心していました(笑)
朝会では新聞当番がありました
日経新聞を読んで
日々の営業活動に繋がる記事を
発表するのですが
それが、また手厳しい
的外れなことを言うと
とことん突っ込まれます
隅から隅まで日経新聞を読む
習慣はつきましたが
あの新聞当番のプレッシャーで
退職後も数年間は新聞嫌いに
これだけ書くと、
どんな人???
と思われるかもしれませんが
私は上司に恵まれたな と
今でも感謝の気持ちでいっぱいです
彼女は本当に部下を
大切にされていました
徹底的に部下を守ってくれるし
理不尽なことは
自分の上司にも
お客様にも
はっきりモノ申す
そんな熱血漢
私は一番年上だったこともあり
見せしめで叱られることも
多々ありましたが
いつも信頼してくださったし
私もいつも信頼していました
ちょっと表現が
わかりづらいところもあり
彼女の性格を理解できず
やめていく後輩もいました・・・
愛情が感じられなかったら
ただのパワハラになってしまう
たぶん、その鬼軍曹に
言いたいこと言っていたのは
年の功で私くらいでしたね
ズバリ言うわよ 的な勢い
あと、時折彼女のグチも
聞いてあげていました(笑)
抜群の安定感と
言われ続けて10年以上
そんな私が
突然の結婚で
東京へ行くことになりました
鬼軍曹、あ、間違えた
上司の好意で
東京へ転勤できることに
丸の内OLみたいな
(いくつやと思てるねん)
オフィス街で働ける〜
そう思ったし
上司も、私の希望の部署に
働きかけてくれました
勤務地は人形町
晴れて東京、
そしてやっと営業から離れられる
大阪を離れるのは寂しかったけれど
新天地を楽しみにしていました
だ
け
ど
世の中そんなに甘くない
私のショックは相当なものでした