

中学2年生 支援級在籍
軽度知的障害(IQ50〜69)
ケーくんと、
姉のネー子、パパとの静かな日常
を書いています
ケーくんは、
中1の秋から不登校気味。
二次障害の躁うつ症状に
悩まされながらも
成長を見守っています。
ネー子のはなし
ネー子には、
3歳離れた弟がいます。
その弟ケーくんは
知的障害を持っているけれど、
そんなネー子のことを
わたしはたまに考えます。
ネガティブな気持ちを
持つことはないかな、って。
ネー子はとても穏やかで
ユニークで
マイペースで
とても素敵な子です。
ケーくんが産まれる前から
弟が家に来るのをすごく
楽しみにしてくれていました。
幼稚園の頃に、
もうすぐ生まれるケーくんと家族を
喜びと期待に溢れた
黄色いまるで
画用紙いっぱいに
描いてくれていました。
実際に弟が生まれてからも
とてもとてもかわいがって
ケーくんに関することで
嫌だと言ったことは
ないくらい。
なんなら親よりも愛情深く
接していたように思います。
小学校では4学年離れていたため
ケーくんと通ったのは
2年間でしたが、
毎朝ニコニコと
一緒に登校しました。
たまにケーくんの教室まで
様子も見に行っていたみたい。
だから、ケーくんが
ひどい躁状態になった時の
ネー子の言葉やケーくんの反応は
親から見ても驚く程でした。
このとき↓
ネー子には、幼い頃から
ケーくんのことを
普通に話していました。
どうやら発達が遅れていて
他の子と比べて
歩くのが遅いこと
小学校では
勉強についていけないので
週に1回、通級に行くこと
ネー子が卒業してからは
支援級に転籍すること
状態が悪くて
送り迎えをするようになったこと
すべて隠さずに共有していました。
でもそれは、
特別な話しとして
伝えていたのではなく、
「困ったことは必ず知らせる」
「何かあったら皆で話し合う」
家族の誰にとっても
当たり前のことだったからです。
ネー子とケーくんが
2人でお留守番の時も
ケーくんは
一度もネー子を困らせたり
荒れたりすることはなく、
ネー子と一緒だと
いつも自然にいられました。
普通の男の子で、
姉思いで、協力的で、
時には口喧嘩もする
「弟」でした。
ネー子は幼い頃から
弟を他の子と比べることを
全くしませんでした。
ただただ、
うちの弟サイコー!
というスタンスでした。
歩けなくてもかわいい!
喋りが拙くてもかわいい!
できなかったら手伝うよ!
一緒に行こうね。
がんばれたね、ぎゅ〜するよ!
そんな言葉しか
聞いたことがありません。
とはいえ、ゲームでは白熱して
(ネー子)
「あ!そこ行ったらヤバい!!
ほら、ネー子やるし!かして!」
(ケータ)
「ネー子が失敗した!!
もう〜!次ボクやるから!!」
「だめじゃ〜ん!」
「ワハハハ!」
お互いに言い合っては
笑い合っていました。
私たち親にとっても
ケーくんは当たり前の存在
だったから
自然と
そのように話してきたのだと
思います。
けれども、
年齢が上がるにつれて
ケーくんは、
学校という枠に合わなくなり、
支援の度合いが増えていく。
その変化を
ネー子はどう思っているのか。
真正面から聞いたことは
ありません。
長くなったので
つづきます。
きょうもぽかぽか
ぼちぼちと