ラジオ体操を遅くしてくれ | 日本語あれこれ研究室

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日常生活の日本語やメディアなどで接する日本語に関して、感じることを気ままに書いていきます

 

 

 我が家の向かいには技術系の会社があり、毎朝8時半にラジオ体操の音声が聞こえてくる。木立があって中は見えないのだが、始業時間に屋外でみんなで体操をするらしい(ちなみに第一だけ)。NHKのラジオ放送は朝6時半頃だと思うので、この会社のは録音だろう。

 小学生時代は夏休みに近所でラジオ体操の集まりがあり、参加スタンプの数に応じていろいろな賞品をもらえるものだった。「怪奇大作戦」のピクチャーパズルをもらったことがあるが、あれは今も持つてたら値が付きそうだなあ。あとなぜか学研の「学習」「科学」の付録だけ、という賞品がよくあった。

 

 ところで数年前か十数年前か、ラジオ体操がブームになったこともあったね。ダイエット効果があるとか言われたり。しかしおれはラジオ体操に対して厳しく言いたいことがある。

 それは、音楽のテンポが速すぎる、ということ。

 向かいの会社から聞こえてくるメロディに合わせて何回か体操をしてみたことがあるのだが、絶対にテンポが速い!

 

 体操は、ゆっくりと動かすのが良いことになっているでしょう? 勢いをつけるのは良くないと。

 最近ラジオ体操をやるのは子供よりも老人が多いような気がするし、年寄りがあのスピードで体操をしても、腕や脚が十分に伸びないで半端な動きにしかならないと思うのだ。おれもラジオ体操をしてみたいのだが、あのテンポではかえって健康に悪そうで出来ない。

 

 そこで画期的な?提案。

ラジオ体操のあのピアノ曲を、誰か二分の一の速度で演奏してもらえないだろうか。その録音をおれにくれないものだろうか。それならばストレッチ効果も充分ある運動ができるに違いない。

 

☆蛇足

嘉門達夫のショートソング集か何かに、「ラジオ体操第二の2番目の体操が恥かしい」という歌詞があった。そうそう、そうなのよ。