令和６年５月１５日（水）
On The Air / harry James & His Orchestra(★★★★★）
ノスタルジ度(★★★★★）
ジャケット(★★★☆☆）
ジャンル：Bigband, Swing
Side 1
１．Perdido
２．Wouldn't It Be Nice(vo : Kitty Kallen)
３．Rose Room
４．And Then You Kissed Me(vo : Buddy Devito)
５．St. Louis Blues
６．Amor(vo : Kitty Kallen)
７．Don't Blame Me(vo : Buddy Devito)
８．Peg O' My Heart
Side 2
１．Maybe(vo : Dick Haymes)
２．Concerto For Trumpet
３．Too Romantic(vo : Dick Haymes)
４．Feet Draggin' Blues
５．The Man I Love
６．I Can't Begin To Tell You(vo : Ginny Powell)
７．I'm In Love With Two Sweethearts(vo : Buddy Devito)
８．Blue Skies
harry James & His Orchestra
A1-A8 Remote Broadcast from Frank Daly's Meadowbrook, Cedar Groove, New Jersey. Nov. 10, 1944
B1-B4 Remote from Chatterbox, Mountainside, New Jersey. Jun. 30, 1940
B5-B8 Remote from Meadowbrook, Culver City, California. Feb. 14, 1946
Released by Aircheck Records – AIRCHECK 18(mono)
昨日の日の入りは18時52分だった。
今朝の日の出は4時53分だ。
今朝も五月晴れだ。
午後には曇り空になるようだ。
ハリイ・ジェイムス楽団のラジオ放送を録音したアルバム。
40年、44年、46年の放送録音が収めてある。
エアチェック・レコードの77年発行盤だ。
簡素なジャケット・デザインだが悪くはない。
まさにラジオ・レインジの録音が収められている。
これはどうやって録音したんだろうか。
番組をアセテート盤などに録音して居たのかも知れない。
ノイズは全くない。
3、7曲目にはキティ・カレンがボーカルで加わっている。
若々しくて清楚な歌声である。
5，8曲目にはバディ・デフランコの歌声が入っている。
曲間には男声のMCが入る。
ハリイ・ジェイムス楽団の演奏は優雅でノスタルジックだ。
30年代の雰囲気が色濃く残っている。
50年代にはまったく流行らないスタイルの演奏だ。
このゆったりして伸びやかな雰囲気は古き良きアメリカそのものである。
ジャケットの素っ気なさと演奏の心地よさとのギャップがなんか可笑しくなるね。
だが、ハリイ・ジェイムスのモノクロ写真を画面一杯に使うと
とても重苦しくなるので、この黄色地を広く取ったのは
案外、正解だったのであります。