令和6年4月22日(月)
Vintage Sinatra Vol. III(★★★★★)
ノスタルジ度(★★★★★)
ジャケット★★★☆☆)
ジャンル:jazz Vocal
Side 1
1.I Got A Gal I Love(Oct. 31, 1946)
2.Always(Dec. 16, 1946)
3.I Want To Thank Your Folks(Dec. 16, 1946)
4.Tea For Two(Apr/ 25, 1947)
5.We Just Couldn't Say Goodbye(Oct/ 24, 1947)
6.What'll I Do?(Oct. 29, 1947)
7.White Christmas(Dec.28, 1947)
Side 2
1.It Never Entered My Mind(Nov. 5, 1947)
2.Where Is The One?(Dec. 30, 1947)
3.No Orchids For My Lady(Dec.18, 1948)
4.Kisses And Tears(Feb. 23, 1950)
5.My Girl(Feb. 6, 1952)
6.Peach Tree Street(Apr. 8, 1950)
7.The Wedding Of Lilli Marlene(Jul. 21, 1949)
Frank Sinatra(vo)
Recorded 1946~1950
Released by Jicko – JICKO 8204(mono)
昨日の日の入りは18時34分だった。
今朝の日の出は5時16分だ。
雨は止んだが曇り空である。
今日もすっきりと青空にはならないようだ。
フランク・シナトラの49年から50年にかけての録音。
ジッコのオリジナル盤である。
モノクロの写真を左に寄せたジャケット。
こういうシンプルなジャケットは好きだ。
針を下ろすと、中域の張ったラジオ・レインジの音が飛びだしてくる。
若いシナトラの朗らかな声がなんとも言えぬほど素晴らしい。
シナトラのVINYLはほとんど蒐集したので
未聴のアルバムは、もうリプリーズばかりとなった。
60年代のリプ盤はポピュラーに走ってしまい、
心の琴線に触れるアルバムがなくなっちまった。
この初期のシナトラは、リプ盤では聴けない珠玉の歌唱である。
今年はシナトラの若い時分の発掘盤がいろいろ手に入って嬉しい。
40年代末のスロウ・バラードを聴くと夢見心地になる。
オケ伴をしているのはどこの楽団かは書かれていない。
割とシンプルなアレンジなので有名な楽団ではないどろうが
ストリングスの柔らかな響きが心地よい。
“Tea For Two”はダイナ・ショアとのデュエット。
二人の若々しい声がまことに優雅である。
ジャケ裏面に“音源は78回転と45回転のVINYLだ”と記してある。
古いVINYLから起こしたにしてはノイズがほとんどなく、優秀なカッティングだ。
広い米国には古いSPやアセテート盤が無尽蔵にあるはずだ。
駐在地が米国だったら、休暇にはVINYL探しとオーディオ探しに駆け回ったことだろう。
20年前はドル安の黄金時代だった。
今の円安ではeBayも送料が高すぎてとても手が出せない。
円が上がれば米国留学経験のある知人と米国VINYL発掘ツアーなんてのも
やってみたいものだ。
表面の締めくくりは“White Christmas”。
春に聞くクリスマス・ソングもなかなか乙であります。