Bye Bye Blues / Brenda Lee | 風景の音楽

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“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。


令和6年3月31日(日)
Bye Bye Blues / Brenda Lee(★★★☆☆)
ノスタルジ度(★★★★☆)
ジャンル:Pop Vocal


Side 1 
1.A Taste Of Honey 2:49
2.The Good Life 2:59
3.Flowers On The Wall 2:14
4.The Shadow Of Your Smile (Love Theme From "The Sandpiper") 2:10
5.Remember When (We Made These Memories) 2:22
6.Softly, As I Leave You 2:40

Side 2
1.Bye Bye Blues 2:17
2.Make The World Go Away 2:30
3.September In The Rain 2:30
4.Rusty Bells 2:26
5.What A Diff'rence A Day Made 2:23
6.Yesterday 3:15

Brenda Lee(vo), Bill McElhiney, Cam Mullins(arr)

Recorded 1965
Released by Decca – DL 4755(stereo)/ テイチクレコード株式会社 – SDL 10240(stereo)

昨日の日の入りは18時16分だった。
今朝の日の出は5時45分だ。
今朝は薄曇りだが気温は高い。
午後は22度まで上がるので桜が一気に開花するだろう。

ブレンダ・リイの65年録音。
オリジナルはデッカ、これは同時発売のテイチク盤。
日本独自のジャケットで、デッカ版の方がPOPでよろしい。
このジャケットだと日本公演のライブ盤かと勘違いしてしまう。

“A Taste Of Honey”から始まる。
ハーブ・アルバートとティファナ・ブラスのリズムが立って
切れのよい展開を期待したら、
リイ独特のカマトト風のベタ声が絡みついてくる。

ブレンダ・リイというと14歳で歌った“ダイナマイト”がヒットし、
“ダイナマイト娘”などと呼ばれた。
だが、もともとカマトト声なのでダイナマイト娘という破壊力はない。
“The Shadow Of Your Smile”はリイがベタベタに歌うのでとんでもない曲になっちまった。

いやいや、今までブレンダ・リイをちゃんと聴いたことがなかったので
これはこれで米国Pop歴史の勉強になるね。
リイが21歳の録音である。
アタシの記憶の中では、中尾ミエと被るところがあってロック系とおもっていた。

米国ではカントリイ系のシンガーとしてデビューした。
このアルバムを聴いてちょっと意外な印象だった。
このアルバムではスタンダード・ナンバをたくさん歌っている。
しかも方向性の違う選曲だ。

それをリイのカマトト声が一つにまとめているのが面白い。
“何を歌ってもブレンダ・リイ”てな感じだね。
晩年の歌唱を聴いてみたい。
それに手を出すのは、ちとコワイおもいがするが…。