Sings Our Lady of Fatima / Kitty Kallen | 風景の音楽

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“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。


令和6年3月30日(土)
Sings Our Lady of Fatima / Kitty Kallen(★★★★★)
ノスタルジ度(★★★★★)
ジャンル:Pop Vocal


Side 1 
1.Our Lady of Fatima    2:40
2.Get Out Those Old Records    2:28
3.Honestly, I Love You    3:05
4.Soft Shoe Song    2:27
5.The Aba Daba Honeymoon    2:13

Side 2
1.Willya Wont'cha (Kinda Sorta)    2:40
2.I Wish I Had A Daddy In The White House    3:07
3.I Don't See Me In Your Eyes Anymore    3:10
4.Silver Bells    2:44
5.It Is No Secret    2:37

Kitty Kallen, Richard Hayes(vo)

Recorded  late 40's and early 50's.
Released by Mercury Wing Records –MGW 12411(mono)

昨日の日の入りは18時16分だった
今朝の日の出は5時46分だ。
ようやく晴天が戻ってきて、東の空から陽光が輝いている。
これで桜の開花が進むだろう。

キティ・カレンの40~50年代の録音。
マーキュリイの復刻コンピ盤である。
文字ばかりのジャケットである。
いかにもマーキュリイらしさが出ている。

ラジオ・レインジだが押し出しのよい充実した音だ。
キティ・カレンの甘いベタ声とリチャード・ヘイズの朗らかな声がとても心地よい。
二人の声質がまったく違うので
溶け合わないところがいいねえ。

澄んだ男声とベタ声の女声のからみというのは
なんだか古い映画を観ているような感じがする。
オケ伴については何も書かれていないが
女声コーラスの入る演奏もあるが、これまた何の記載もない。

スラングがあちこちに出てくる。
“Willya Wont'cha Kinda Sorta”てのはいったい何だい。
どうも歌われている舞台は都会じゃなくて南部か西部の田舎町のようだ。
アタシは古い映画にでてくる田舎町が大好きだ。

TVドラマの“名犬ラッシー”で描かれる古き佳きアメリカはいいものだ。
バット・マスタースンなどの西部劇も好きだ。
実際に米国の田舎町で暮らしたことなどないけれど
DVDを観て勝手に想像するのは楽しいものだ。

キティ・カレンとリチャード・ヘイズのデユエットはとても気に入った。
これで二人の顔写真を裏面でいいから載せてもらいたかったね。
ついでに牧場や古い酒場とかもね。
いや、それはDVDを観ればいいか…。