Ramblin Rose / Nat King Cole | 風景の音楽

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“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。


令和5年6月12日(月)
Ramblin Rose / Nat King Cole(★★★★★)
ノスタルジ度(★★★★★)
ジャンル:Pop Vocal
音源:7", 45 RPM, Single


Side 1
1.Ramblin' Rose 2:45

Side 2
1.The Good Times 2:36

Nat/King/Cole(vo), Belford Hendricks(arr, cond)

Recorded 1962
Released by Capitol Records – 4804(mono) / 東芝音楽工業株式会社 – 7P-268(mono)

昨日の日の入りは19時10分で変わらず。
今朝の日の出は4時43分でこれも変わらず。
昼夜の変化がほとんどなくなってきた。
夏至はもうすぐだ。

ナット・キング・コールの62年録音。
オリジナルはキャピトルのシングル盤、これは東芝の同時発売の赤盤。
ジャケットは国内盤はオリジナルと違っている。
ナットの顔写真のアップだが、この桃色使いはいけません。

針を下ろすと“Ramblin' Rose”、柔らかなナットの声が重厚に響く。
聴き惚れているとあっという間に終わっちまった。
たった二分四十五秒の演奏である。
ジュークボックスで掛けると一瞬という感じだ。

70年代にはジュークボックスが1曲10円くらいだったとおもう。
アタシが学生時代には盛り場には縁がなかったので
ジュークボックスを見た記憶は宇高連絡船である。
ロビーにあったジュークボックスは、かなりモダンなスタイルだった。

ハイライトが80円だった時代だ。
このシングル盤をジュークボックスで聴くと
表裏たったの5分で20円もする。
もったいないので、だれか奇特な人は居ないかと待つだけだった。

裏面の“The Good Times”は、いかにも60年代のポップスだ。
ナットがこういう流行歌を歌っていたのが懐かしい。
チープな女性コーラスがご愛敬。
しかも短い曲なのにFOで終わるのがなんともはや。

たまにはシングル盤を掛けてみるのもいいものだ。
シングル盤は卓上のポータブル・プレーヤが似合う。
ラジオに繋いで聴くクリスタル・カートリッジの安物で充分だ。
五十年も前、カミサンが実家から持ってきた小さな卓上機を使ったことがある。