栄光の超大型急客機 C62のすべて | 風景の音楽

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“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。


令和5年6月13日(火)
栄光の超大型急客機 C62のすべて(★★★★☆)
ノスタルジ度(★★★★★)
ジャンル:SL生録


Side 1 
1.C62重連急行ニセコ(前補機テンダより録音)
2.常磐線最後のC62(急行みちのく)

Side 2
1.特急ゆうづる通過音
2.小樽築港区での始業点呼、出区点検、出区
3.急行ていねの小樽着発
4.急行ていね通過音
5.急行ていね仁木駅臨時停車語の発車
6.急行ていね通過音
7.急行安芸通過音
8.急行ななうら通過音

Recorded 1966~1970
Released by キングレコード株式会社 SKD(H)47

昨日の日の入りは19時10分だった。
今朝の日の出は4時43分で変わらず。
曇り空だが、直ぐに暑くなりそうなので六時台に散歩に出掛けた。
二時間ばかし定例コースを休み休み散歩して帰宅した。

C62の走行を収めた66年から70年にかけての録音。
キングの“ドキュメンタリ・シリーズ”の一枚である。
“C62のすべて”なんて書いてあるが、急行“ていね”の録音が
4つも入っている。

針を下ろすと急行“ニセコ”の走行音から始まる。
重連走行で前補機のテンダで録音している。
2輛のC62が互いに汽笛を吹鳴し、ぐんぐんと速度を上げていく。
力強いドラフト音を響かせる走行録音がずっと続く。

これでよいのだ。
蒸気機関車の醍醐味は、この重厚な走行音にある。
途中で前補機の動輪が空転する。
すぐさま出力を下げ、ふたたび力強い力走に戻る。

山の中の上り坂をかなりの速度で力走する。
どこを走っているのかは解説書が失われているので判らない。
重連の汽笛を交換するとやがてC62は絶気に入り、なめらかに坂を下っていく。
⒖分ほどの録音だが、連続して録っているのが素晴らしい。

やがて“ニセコ”は駅に停車する。
解説がないので、音だけを聴きながら想像するのもまたよし。
アタシは“乗り鉄”でも“録り鉄”でもなく
“聴き鉄”だから楽しめるけれど、どこを走っているのか判らないのはもどかしい。

2番目は常磐線を最後のC62が仙台駅を発車する風景だ。
汽笛が力強く吹鳴され、“急行みちのく”が拍手に包まれて発車する。
これもテンダで録っているのだろうか。
ごろごろした重低音が録られている。

やはり解説が欲しいね。
アタマの中で想像するのは限界がある。
動輪3輪のC62が重連で走る姿を夢想していると
久しぶりに梅小路の鉄博に行ってみたくなった。