Charlie Parker At Carnegie Hall 1949 | 風景の音楽

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“のすたるジジイ”が30~50年代を中心にいいかげんなタワゴトを書いております。ノスタルジ万歳、好き勝手道を邁進します。


令和2年8月24日(月)
Charlie Parker At Carnegie Hall 1949(★★★★★)


Side 1 

1.Ornithology        4:15
2.Cheryl        4:54
3.Ko Ko        4:59

Side 2
1.Bird Of Paradise    6:03
2.Now's The Time    5:09

Charlie Parker (as), Red Rodney (tp), Al Haig (p), Tommy Potter (b), Roy Haynes (ds)

Recorded Dec. 24,1949. in concert Carnegie Hall
Released by ALAMAC QSR-2405

今朝は大気が涼やかで爽やかだ。
降雨があったからと散水をサボっていたら
ミニトマトが二つ落実していた。
プランタは地植えと違ってきちんと面倒を見てやらねばならぬ。

チャーリイ・パーカの49年録音。
カーネギイ・ホールでのライブ録音である。
オリジナル音源はVoice of Americaの16インチ・トランスクリプション盤。
当時はMC入りの16インチ盤もあったようだ。

そのまま掛けっぱなしで使えるので便利だったろう。
VOA盤にMCは入っていない。
音域は狭いがスクラッチ・ノイズは皆無である。
パーカのTranscription復刻盤にはいろいろなものが出ている。

ひょっとするとVOA盤をエアチェックした復刻盤かも知れぬ。
ノイズはないが、ちょいとフェージングのように
音が揺れる部分がある。
これはエアチェック・テープの可能性がある。

なに、TC盤だろうとテープだろうとかまわぬ。
再生される演奏はまことに活き活きとして輝かしい。
パーカが演奏をおもいきり楽しんでいるのがありありと感じられる。
レッド・ロドニイの朗々としたペットもまことに素晴らしい。

40年代の活き活きしたライブ演奏を聴くと
ラジオ・レインジの狭い音質なんぞ気にならぬ。
オンガクは聴いて楽しければそれで十分である。
とはいえ、再生する道具はやはり大事だ。

いかにポケット・ラジオでも楽しめるからと言って
その音しか出なければ困る。
アタシが使っているシステムはようやく心地よい音が出るようになった。
パイオニアのレストア済みの真空管アンプは本調子になっている。

裏面に冷却ファンを付けて電源と同期させてあるので
筐体が熱くなりすぎることはない。
こういう小さな工夫の積み重ねが大事なのだ。
ただし、古い設計なので分解能が低いのは仕方がない。

パーカのアルバムは出尽くした感があるけれど
こうした放送用の録音はまだまだ眠っているものがありそうだ。
ヒンドサイトのように発掘レーベルがほしいものだ。
パーカのこのアルバムにアタシは聴き惚れた。