断食中に私が得た 叡智の教えの一つで重要なのが「前世がある」 という事です。
私達は 今世に前世の良き業も 悪しき業も ひっぱってやってきています。
前世で欲張った人は その業を今世で降ろさないといけない。
投げた物が返ってくる法則は 前世と今世の間でも活きています。
みんなに好かれて たくさんの友達に囲まれている人がいます。
前世で たくさんの人を助けたからでしょう。
前世で どんな生き方をして 何を乗り越えることができたかというのが
今世の自分自身の体質にも影響しています。
前世で 美味しい物に執着して 今世でも一食も抜く事ができないという人が たくさんいらっしゃる。
その人達は 来世も食べ物に執着して やっぱり食べ物という拠り所に苦しむ事になる。
釈尊が言っているように 人は必ず深い拠り所に苦しむようになっています。
「息子が 息子が」と言っていたら 息子に苦しむ。
「お金 お金」と言う人は お金に苦しむ。
利益ばっかり追う人は 利に苦しみます。
女性ばかり執着する人は 女性に苦しみます。
同じです。
つまり 自分の一番執着の深い所で 必ず苦しむようにできています
人は 得る事は喜びますが どんな人も失う事が 一番恐いのです。
だから 今世を生きるという修業の目的の一つが 自分が前世から引き継いだ
一番濃い拠り所を薄くしていくという事なのです。
無くせ とは言わないけれども そこをいかに薄くしていくかです。
（「心にある力」より http://manganjigama.jp/ )
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