金色のカナヅチ | 満願寺窯 北川八郎

満願寺窯 北川八郎

九州、熊本は阿蘇山の麓、小国町、満願寺窯からお送りするブログです。
北川八郎の日々の想いや情報を発信してまいります。

釈尊は説かれた


 非難されても くよくよしてはならない。

 賞賛されても 高ぶってはならない。

 いろいろ言い立てる世俗人に辱められ その不快なことばを多く聞いても

 荒々しいことばを以て答えてはならない。

 倣慢でなく 詐わりなく 悪口をいわず 怒ることなく

 眠りと ものぐさと ふさぎ込む心に打ち勝て。



私の工房にある貼り紙

「どんなに人々から賞賛されようと 決しておごってはならぬ。

 今こそ さらに謙虚に努めよう」 2000年正月


今の私は 心当たりのない非難には動じないが 覚えのある時の非難には

心が傷つく。

やはり自分が正しいと思ってしたことでも 自分の都合で正当化しているところがあるからだ。また 人から持ち上げられても 高ぶってはならないという。


非難された時は 落ち着いて拒否をせず その非難を受け入れて自分の修正にエネルギーを向けよう。

相手の不快なことばに いちいち応じないように 呼吸法と瞑想を覚えてゆくと

これを乗り切れるだろう。


腹がたった時こそ荒ぶらないで ゆっくりと落ち着いた話しぶりになるように練習すると 不思議と争いの輪から脱けられる。


赤い色を投げつけられても赤い色で応じず 透明な気を保つと 

赤は私を通り抜けてゆく。

罪は 怒る人・赤を投げつけた人に残り 自分は罪をつくらないですむ。


怒りなく生きるように 心を高めてゆこう。

そうすると だんだんふさぎ込んだり 大きく落ち込んだり 他の人のことばの刃に 心が傷つかなくなってゆく。


瞑想を覚えると 柔らかい豆腐のような傷つき易い心でも 揚げ豆腐程に表面は堅くなり ことばの刃に対しても心が壊れ難くなる。


すべては無常であり 時とともに変化し 壊れ 再生してゆく。


良きことも悪しきことも どんどん流れてゆく。

楽しいことも辛いことも 時の船に乗らされて海の彼方まで流されてゆく。

それはやってきて それは去ってゆく。


だから捉われないで 四季の季節の移りゆく美しさをめでて

時の移りゆくさまを楽しんで 生きるようにすると 人生は楽しい。


(高木書房「あなたを苦から救う お釈迦さまのことば」より) http://manganjigama.jp/



熊本小国楽心会  2月15日

霧島断食会  3月27日~29日  詳細:http://manganjigama.jp/