揺れない子育てとは ① | 満願寺窯 北川八郎

満願寺窯 北川八郎

九州、熊本は阿蘇山の麓、小国町、満願寺窯からお送りするブログです。
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釈尊はいわれる


いかなる世界においても ことばによっても 身体によっても

いかなる悪をも してはならない。


釈尊のこの「いかなる悪もしてはならない」ということばを聞いたならば、現代のほとんどの人は「何を言っているんだ。この競争の時代に何という無茶をいう人だ」と全く耳を傾けないだろう。


「それは単なる理想だ」と近づきもしないだろう。理想とは飾るものではなく 理想こそ現実のものとして目ざし 歩むべきものなのだ。


しかしこの(釈尊)のことばの意味は大きい。

今もし環境問題悪化の話があっても すぐに車をやめ、クーラーを止め、九州から東京まで歩いて荷を運ぶなんてとてもできる話ではない。

しかしこのことを心に留め 電気を使う量や 車や飛行機による移動を少なくし、温暖化を進めている元凶の生活レベルを下げることは 急務のことであると解るだろう。


平成20年の今より確実に10年後 20年後には環境悪化による生活上の不都合や不安な事件や不測の事態が起きてくることは目に見えている。


生活レベルを下げなければ 米も野菜も打撃を受け、人々が生きてゆけなくなるだろう。だとしたら 今少しの便利に対する我慢や 満腹にしたい食への我慢はやらなければならない。


同じように 悪しきことを続けるならば 私たちの人生上に その私たちのなした悪しきことのツケが必ずやってくるとお釈迦さまはいわれる。


お釈迦さまのいわれることが 科学者の環境悪化説と同じくらい、いや それ以上真実ならば「悪しきことをなすな・・・って それは単なる理想だ」と片付けてしまっては進歩はない。少しずつ日常から怒ること、人を傷つける行為、人をバカ扱いすること、自分だけがいい思いをすることをやめてみよう。


悲しみよりも喜びを人々にもたらす人になることは・・目指すべき価値がある。バカバカしいと片付けずに参加するほうが きっと私たちは苦から逃げられる。

その法をお釈迦さまは説いておられる。

だから「いかなる悪をもなすなかれ・・・が難しいならば、勇気をもってまずはその悪の数を減らす事」を目指すと あなたが不安なく 怖れることなく生きてゆかれるだろう。まずは今 気づいている悪しき習慣の数を減らしてみよう。10回を9回に・・少しずつでいい。


・・・つづく



満願寺窯 北川八郎



高木書房「あなたを不安から救ってくれるお釈迦さまのことば」より

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