心に想う安らぎが現実化する ② | 満願寺窯 北川八郎

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九州、熊本は阿蘇山の麓、小国町、満願寺窯からお送りするブログです。
北川八郎の日々の想いや情報を発信してまいります。

前回 つづき・・・


子どもに「車に気をつけてね」は「車のトラブルに遭いますように」と願っているのと同じことになるのです。それを口にすると心に不安を起こし イメージと不安が心にしみ込んでゆくからです。

ですから

「また元気な顔で帰ってね」

「笑顔を待っています」

「いい思い出を持ってきて」

「楽しんできてね」

という良きイメージのことばに変える方が賢明でしょう。


「お前 そんな事じゃダメだぞ」

「失敗するなよ」

「気をつけろよ」

と 口癖にする大きな企業の幹部を知っています。

それは 花に水も太陽もやらず 花を咲かせようとしているのと同じです。意欲をそいでは花は育ちません。彼は人を育てるのが下手なのです。

「お前はいいところがいっぱいある。こうすると もっと良くなるだろう」を口癖にした方が良いのです。

日本人の日常会話には 不安を呼ぶ「万が一」に相当することばがたくさんあります。預金高が世界一高いのも 不安だから万が一に備えて預金するのですが 結局は使い切れず 子か孫に使われてしまうことになります。

まあ それもいいことなのですが 日本人の万が一を示す一つの例なのです。

万が一を怖れて 失敗しないように生きる人のなんと多いことか。

失敗しないように 失敗しないように教育する学校や親のなんと多いことか。

社員は失敗を怖れて緊張して毎日仕事をしてしまうでしょう。その会社は病人の多い会社になってしまいます。

さあ「万が一」から「良きことの再会」に 毎日の合いことばを変えてゆきましょう。

釈尊がいわれるのは まだ来もしない未来にあくせくするのは「心に想うことが実現してゆく」という理法を知らない愚かな人々をさしていわれているのです。

心配し 心配し スイッチが入り現実化する力が働き その心配事をひきつけてあわてふためいて萎れてゆく・・・と釈尊はいわれているのです。


さあ いつも少し未来に起きる良き事や楽しい事や 希望を口にして良き事をひきつけましょう。少し先の善き未来をいつも想う・・・それが肯定的に生きる事なのです。

「うまくゆくだろう」「大丈夫 きっとイメージ通りそれはやってくる」「楽しんで遊んで笑顔で帰ってきて」と手を振りましょう。

「どんどん良くなる事を祈っているよ」と良き未来 こうあって欲しい未来を口にして伝えましょう。あなたの宇宙の黒板に希望と輝きを書き込みましょう。

そうすると その事をひきつけるよと お釈迦さまはいわれています。

いつもの心配事を脇に置いて「こうあって欲しい楽しい事」を想い浮かべる事を習慣にしましょう。

きっと 良き未来をひきつけます。



高木書房 「あなたを不安から救ってくれる お釈迦さまのことば」より

満願寺窯HP  http://manganjigama.jp/