日経平均株価（にっけいへいきんかぶか）とは、日本経済新聞社が選定した東京証券取引所プライム市場上場225銘柄の株価をもとに算出される株価指数です。日本の株式市場全体の動向を示す指標として、広く利用されています。
日経平均株価は、以下の式で算出されます。
日経平均株価 = (Σ(採用株価 × 株数)) / 除数
採用株価：各銘柄の期末株価に、翌3月期の予想配当金を加算して算出したもの
株数：各銘柄の発行済株式数
除数：日経平均株価の連続性を維持するために調整される数値
日経平均株価は、1950年9月7日に算出を開始しました。算出当初は225銘柄でしたが、1983年に226銘柄、1999年に225銘柄に改定されています。
日経平均株価は、日本の株式市場全体の動向を示す指標として、広く利用されています。また、投資信託や先物取引などの金融商品の原資産としても利用されています。
日経平均株価は、以下の点に注意する必要があります。
日経平均株価は、東京証券取引所プライム市場上場銘柄のうち、流動性の高い225銘柄のみで構成されています。そのため、日本の株式市場全体の動向を完全に反映しているわけではありません。
日経平均株価は、株価の騰落率ではなく、株価そのものの値動きを反映しています。そのため、株価指数としては、TOPIXなどの他の指数よりも値動きが大きくなります。
日経平均株価は、市場全体の動向を示す指標ではありますが、個々の銘柄の動向を示すものではありません。投資判断を行う際には、個々の銘柄についても分析する必要があります。
日経平均株価は、日本の株式市場の動向を知るための重要な指標です。しかし、日経平均株価のみで投資判断を行うことは避け、個々の銘柄についても分析する必要があります。