他愛ないことに、笑える心のゆとり | 犬と暮らせば~大家・ふくや招き猫が 頑固な柴犬&おおらかな大型犬と 心穏やかに暮らす方法

犬と暮らせば~大家・ふくや招き猫が 頑固な柴犬&おおらかな大型犬と 心穏やかに暮らす方法

ワンコは見た目より中身(犬種ごとの特徴)にご注目。悲鳴のような吠え方に、悪食・多飲・多尿の柴犬。ケンカにしか見えないプロレスごっこが大好きで、お薬大嫌いなボーダーコリー。縁あって、家へ来たからには、最後まで力を合わせて、生きて行こうね!
 

 
 

 

家族で

テレビドラマの録画を見ながら、

柴犬に服を着せる・着せないという

他愛ない場面に、思わずみんなで笑ってしまった爆笑

 

義父が施設に入って下さって

今日でちょうど8カ月。

 

長年沈み込んで固まっていた自分の気持ちが、

ようやく、ほぐれてきたのが分かります。

 

思わず笑える自分が

なんだか、うれしい。

 

こんなふうに家族でテレビを見て、

みんなで笑うなんて、本当に何年振りだろうか。

 

しかも「この話、最後まで何もなかったね」と

言うほど

事件は何も起こらず、コメディでもない。

ただ、だべってるだけの物語なのだ。

 

(今日はちょっと介護の話です。)

 

とにかく、ずっと忙しくて、私は

テレビを見ている暇がなかった…

 

だから、自慢ではないが、

私はテレビの付け方すら知らない。

 

第一、どれがテレビのリモコンか、

分からないし…

 

でも、本当は、時間ではなく、

見る気がなかったんだと思う。

 

何も見たいと思わなかったから。

 

テレビだけではない。

 

何をしても楽しくないし、

何を食べてもおいしくなかった。

 

いつも、いつも、

義父母のお世話をこなすことで精一杯。

 

しだいに、それだけで頭がいっぱいになってしまい、

他のことが考えられなくなり、

良いものを感じる気持ちが

どんどん消えてなくなっていくような気がしていました。

 

どんな年寄りを介護するかにもよるだろうけれど、

知らず知らずのうちに、

介護する人の、そういう意欲や気力を奪っていくのが

在宅介護の怖さだと思います。

 

介護教室でいつも講師の先生が言っていました、

「介護する人もされる人も、その人らしく

住み慣れた地域社会で暮らしていけるように」

 

そうなれば、いいと思います。

 

でも、どんなに制度が整っても、

介護する人・される人が

お互いに大切に思わなければ、

両方の「その人らしさ」は実現しません。

 

親に、いつ施設へ入ってもらうのか、

親を施設に入れた自分の気持ちをどう割り切るのか。

 

自分の子どもに、私もどう伝えようかと

考えていました。

 

施設への入所は、

親が、介護する人の心や体の健康に

気を配れなくなったときだと、私は思います。

 

他の親族の方が、どんな人かも重要です。

 

在宅介護でも事故は起きるかもしれません。

その時、周りの方々は、

あなたをいたわって下さる方ですか?、

それとも、厳しく責めるかたでしょうか。

 

入ったら入ったで、心配はつきません。

できるだけ良心的な施設へ入れるように

最善を尽くすしかありません。

 

いずれにせよ、

介護が終わったあとも、自分の人生は続きます。

でも、すぐに切り替えるのは、むつかしいです。

 

在宅介護の期間が長いほど

切り替えがむつかしくなりそうです。

 

だから、あれこれ考えるより、

今の自分の気持ちがどう感じているのか、

ちょっと振り返ってみてくださいね。

 

もし、テレビを見ていて、

それまでおもしろいと感じていたものが

つまらないというより、何も感じないなら、

自分の好きなものを食べているのに、

前のように美味しいと思わないなら、

それはもう、あなたが病気になり始めたサインです。

 

介護は他の人に代わってもらった方がいいと思います。

 

介護をしていても、

他愛ないことに笑える心のゆとりがありますか。

 

そういうゆとりがある方に、介護してもらえる親御さんは

きっと、おしあわせです。ハート

 

          リックンは、いつもさりげなく柴次郎さんを見ています。

          立派なお知らせ犬で、Gさまがおもらししたり、

          こけて動けなくなると、ワオンと鳴いて知らせてくれます。