ジョアンと聞いて、あなたはどんな所を思い描きますか？
フレンチ・カフェ？
実はこう書きます。 「如庵」
犬山城（愛知県犬山市）の東にある日本庭園・有楽苑（うらくえん）。
そのお庭の中に国宝茶室の如庵があります。
先日、図面講座の後に、他の受講生の皆さんと一緒に見学に行きました。
まずは国宝のそばにある茶室で、
味も見た目も良い和菓子と、たいへん美味しい薄茶を一服いただきながら、
書、茶花、茶碗、お庭と目で味わいます。
お茶を運んで来てくださった年配のご婦人のお話（説明）が
たいそうおもしろかったです。
床の間の書は、名鉄の元社長さんが書かれたものだそうで、
雅号はなんと「仙路」。
お茶をいただいた後、お庭を回りました。
よく手入れされていて本当にきれいで、秋の気配の中、すてきなそぞろ歩きになりました。
国宝の茶室の方は、当日は拝観日ではなかったので、外から眺めただけですが・・・
「梧葉秋声（ごようしゅうせい」
梧葉とは青桐（あおぎり）の葉のこと
一寸光陰不可輕
未覺池塘春草夢
少年易老學難成
階前梧葉已秋聲少年老い易く学成り難し
一寸の光陰軽んずべからず
未だ覚めず池塘春草（ちとうしゅんそう）の夢
階前の梧葉（ごよう）已（すで）に秋声
もうすでに老いの入り口にいる私ですが、
散るまでにもう少しだけ、頑張って生きてみようと思います。