今日は朝から変だった。
彼女のことをずっと考えながら通勤していたからだ。

僕が唯一自信があるのは運がいいことだ。

その運の良さは君にも良い影響があったはずだ。

君が僕と離れることで不幸になっていないか。

不幸になった方が『だから言ったろ』って言えるからうれしいのか。

君が幸せになることを祈るものとしては僕と離れて幸せになれた。そうなった方がうれしいはずなのだ。

悩んだ末に僕と離れて幸せになった君を想像し、会社に着く。

帰宅。

たまたま早く会社をでた。
たまたま外食せずに帰宅した。

キミと楽しかったメール。
君と喧嘩したメール。
すべてに保護をかけた。
帰路、君のことばかり考えていた。

たまたまSuicaにお金がなかった。
たまたま領収書を取り忘れた。

そんな連続があり、
代々木の乗り換えでエスカレーターに乗ったとき、
見知ったにおいと人影を感じた。

そう、前を歩いていたのは君だ。

なにを話して良いか分からず、
なにも話さず本を読むふりをして追い抜く。

君がたまたま代々木にいなかったら出会うことはないのだ。

6/10は僕にとって重要な日であり、
7/1も僕にとって重要な日だ。

他にも大切な日があり、
いずれも君との記念日だ。

こんな僕はしばらく続くだろう。

でもこの作業は僕にとって重要であり、
僕にとってかけがえのない時間だ。

君に会いたい。
でも君には会えない。

君は今幸せなのだろうか。
少しだけ祈って、幸せになろう。
君はある日突然にご飯を作ってくれるようになった。
そんな君に対してひどい言葉をかけたのを思い出す。

『俺のためだけにご飯を作って欲しくない』

今、君の立場でこの言葉が聞こえるようになった。
料理の嫌いな君。
どれだけ考え、
健康な野菜の配達を頼み、
疲れる体にむち打ち
ご飯を作ってくれたのだろう。

きっとあのころ僕は忙しく、
君のことすら気を使えなくなっていたのだろう。

今きっと僕はその報いを受けている。

物を口にすれば肌が痒く、
掻きすぎて肌が荒れ、
目が常にピクピクする。

これは報いなのだろう。

ただ君もそんな僕をフォローできなかったのだ。

会うべくして会い、
別れるべくして別れるのだ。
街中を歩いていて何かいつもと見え方が違っていた。

少し寂しくなくなっていたのだ。

君のことがとても大好きだ。

でもなんとなく今のままでも良いように感じているのだ。

今朝テレビを見て、二冊の本と風呂の洗剤を買った。
天気の良い今日、ひたすら風呂を磨いた。
君はいつもと変わらずどこかへ出かけていった。

少し時間ができて、
君がいないことが寂しく、
それでも僕らは同じ道を歩かないことに
少しだけ納得した瞬間があった。

君に幸せになってほしい。

それは僕ではかなえられなかったような気がする。

悔しくて、
悲しくて、
何とかしたくて、
でも何ともできなくて。

そして出た結論がこれなのだろう。

ただ僕は『ありがとう』という言葉を気みにかけることはないだろう。

それは今日に至る道が、
いろいろあるとはいえ、
分岐点で道を決めたのが君であるからだ。

これが僕が譲れないところであり、
君も譲れないところなのであろう。

譲れない君をみて、
とても強い人間であると感じている。

大丈夫。君ならこの先、うまくやっていけるよ。

最後にチャンスがあったら聞いてみたい。
それは君はなぜ僕が好きになり、
僕と結婚したのか。

『まぁ、いろいろとあって』と
何か物足りない答えをいつも聞く。

僕は君の会社より給料が500万円は少ない。
そんな僕がなぜ君の隣に座ることができたのだろうか。

笑ってしまうが、
もう『おまえの給料が少ない』と
言われないことに
少しホッとしている。

僕のためにも良かったのだと
また少し思えた。

ガムシャラに働くのは僕の癖だが、
少しでもお金を稼がないといけないと思うのは、
ちょっと負担だったんだ。

それは給料が少なくても子供がたくさんいれば幸せだ。
そう思う僕の信念にあるのだろう。