【今回の記事要点】
夫が離婚だ!と言ってきました。
では、その時のあなたの取るべき対応と
取るべきではない対応とは?
【本文】
ご主人が...
"もう、いい加減離婚してくれ!"
と言っているときに、
離婚を希望していない90%くらいの方が
次の第一声は...
"私は離婚したくない"
というような発言を伝えているのではないでしょうか?
第一声でなくても、その対話の中で、
そう伝えている可能性は高いかもしれません。
実は、それを伝える事はかなり「リスク」があるって
ご存知でしたか?
これは、心理学でいう、
「コミュニケーション・ディスクレパンシー」
と呼ばれているもので、
話し手と受け手とのギャップが大きいと、
より強い逆の態度をとらせてしまいます。
--------------------------------
※正確には用語の意味は上記の通りではないですが
ここではそう考えてください。
--------------------------------
例えば...
夫/結婚生活を継続したい度合い・・・(-3)
妻/結婚生活を継続したい度合い・・・(+5)
上記のような場合、
(+5)-(-3)=8
となり差が出てきます。
この差が激しいほど、ご主人が頑なな態度をとる度合いが
より強くなると思ってください。
なので、もし「離婚だ」と言われたら、
次の第一声として「離婚しない」は多くの場合NGです。
まず、真っ向からご主人の意見を否定することなく、
本人の感情が落ち着くまで、自由に話をさせていきましょう。
では、ご主人の話しを自由にさせた後の
次のあなたのメッセージは何が妥当か?
言い方はたくさんありますが、
概ね下記の内容を伝えて、一旦話しを打ち切りましょう。
「あなたの気持ちはよくわかった。
じゃあ、お互いが納得できる方向をこれから見つけていきましょう」
「離婚する」「離婚しない」ということを断言せず、
「お互いが納得できる方向」ということで話しを伝えます。
また、「しかし」「でも...」といった、相手の意見を否定する
ニュアンスの用語を使わず、
「じゃあ...しましょう」と肯定的なニュアンスの用語を
使っていることにも注意しましょう。
「でも」「しかし」ではじめれば、相手はあなたを説得しなければ!
という意識がより強くなり、警戒心は高まり、
緊迫した会話は、エスカレートしてしまいます。
...という感じで、まずはその辺りを注意してくださいね。
以上、夫婦問題相談室の後藤でした。
【次回予告】
本日の午後14時を予定しています。
楽しみにお待ちください。