【今回の記事要点】
今日は、昨日の続きです。
人には、部分思考と全体思考の2つのタイプがいて、
夫婦で別のタイプだと、会話の理解の仕方に
ギャップが生まれてしまい、
夫婦関係の悪化に繋がることも...。
今日はその解消法の1つを紹介します。
心当たりのある人は、
ちょっとした意識を変えるだけで
スグに実践できると思いますので、
ぜひ実践してくださいね。
↓本文はココから
【本文】
こんにちは。
昨日は"部分的な思考"を好む人と
"全体的な思考"を好む人がいる、
ということについてお伝えしておきました。
ざっと復習しておくと、
部分的な思考を好む人は、
細かなステップや詳細についての話を好みます。
部分的な思考を好む人の発言はたいていこうです...
「もっと正確に教えてくれないかしら?」
「具体的にはどういうことなの?」
「昨日は二時間ばかり犬のジョンと遊んでいて...」
一方、全体的な思考を好む人は、
大枠や要点についての話を好み、詳細な話が続くとウンザリします。
そして、全体思考の人の発言はたいていこうです...
「その話の要点は何?」
「結論から言ってくれるかな?」
「何が目的なの?」
このタイプの異なる2人が話をするときは、
注意が必要です。
例えば、奥さんが部分型の思考タイプで、
ご主人が全体型の思考タイプだと、
奥さんが今日あった出来事などについて詳細から語り始め、
ご主人は、要点がつかめずイライラして、会話が成り立ちません。
全体思考の人は、詳細な話が連続すると、
思考が停止してしまって、
「聞いているふり」
をして、たいてい別のことをはじめます。
こういう夫婦間に思考の差異があるときの
解決法方法は、
"相手が理解しやすい話し方"
をこちらから意識して、提供していくことです。
例えば、あなたは日本語を話します。
でも、ご主人は英語を話すわけです。
そのときに、ご主人に話しを理解してもらいたければ、
まずは英語を使って話しをしましょう、
ということです。
もちろん、英語と日本語という程、
ギャップがあるわけではないので、ちょっとしたコツで解決できます。
例えば、単純に、話しの順番として
この1点だけでも気をつけてみてください。
パターン1、抽象 → 具体
パターン2、具体 → 抽象
上記の2つのパターンのどちらかを使えば、
相手がより理解しやすくなります。
仮に、ご主人が全体思考の場合は、
パターン1の話し方をしてあげるわけです。
例えば、子供の進学のことで悩んでいて
相談に乗ってほしいと思ったときはこう伝えます。
「実は息子の進学のことについて悩んでいるの」
(具体的ではないけれど、会話の趣旨を伝える)
「今、偏差値が~くらいで、学校AとBの偏差値が~くらいなの。
それで、Aに入学すれば~という良い事があるけれど...」
(次に具体的な内容に話しを移す)
逆に、ご主人が部分思考の場合は、
具体的な例などから入り、詳細を積み重ねていって、
最終的に結論に到達させる、という話し方を組みます。
この話し方の順番を一工夫するだけで、
随分、スムーズにコミュニケーションが取れるようになります。
以上、夫婦問題相談室の後藤でした。
【次回予告】
次回は、明日金曜日の午前11時30分頃を予定しています。
楽しみにお待ちください。