【今回の記事要点】
人には「全体」を重視する思考パターンの人と、
「部分」を重視するパターンの人が存在します。
実は、このパターンの違いが、
夫婦間の対立を悪化させていることがあるのですが...。
↓本文はココから
【本文】
人の話し方の特徴として、
「部分を好んで話す人」もいれば、
「全体を好んで話す人」もいます。
「部分を好む」というタイプの人は、
会話の多くが詳細になり過ぎる傾向があり、
結局何が言いたいのか?ということが分からないことがあります。
例えば、
ご主人が離婚を要求していて、その理由を挙げる場合、
過去の自分が怒りを感じた細かい具体例を
1つひとつ挙げてくる様になります。
「昨年の12月に、~って言ってたでしょ?
その発言のせいで・・・君が傷ついて、落ち込んだんだ。
そして・・・」
という具合に、話しが長々と続き、要点がつかめず、
どこからどこまでが、本人が怒りを感じているのか?
などが、よくつかめないのです。
また、「全体を好む」というタイプの人は、
話が終始、大枠的な事に絞られており、
具体性に乏しい発言が目立ちます。
例えば、
夫婦の問題について話をしているときは、
「俺達は性格不一致だから、離婚しよう」
という話になります。
性格不一致と言われても、具体的に何を指しているのか、
いつそのように考えるようになったのか、よく分からないのです。
上記2つの例は、少し極端な話になりますが、
こういったことが、夫婦のお互いの理解を妨げて、
理解しあうことなく、
話し合いが永遠と続けられるわけです。
これでは、夫婦問題が解決するわけがありません。
こういう話し合いは、問題が解決するのではなく、
やればやるほど、対立が深まるだけです。
しかし、この解決方法は、意外に簡単です。
質問する順番を考慮すれば、
上記のような「部分」と「全体」の思考パターンの差異を
ほとんど感じさせないで、
コミュニケーションをとることができます。
このことについて、話をすると
ちょっと長くなりますので、続きは明日したいと思います。
【次回予告】
明日の木曜日、午前11時半くらいです。
楽しみにお待ちください。