【今回の記事要点】
日常の中でよく起こる「言い間違い」
実は、そのいい間違いにパートナーの
意外なメッセージがあるとすれば?
【本文】
私たちは日常の生活の中で、
ついつい人の名前を間違えて呼んでしまったり、
「こんにちは」
と挨拶しようとしたのに
「さようなら」
と言う言葉が出てきたりします。
このようなことを心理学で錯誤行為と言います。
このような錯誤行為が起こるのは、
一般的には疲労しているときや、注意散漫、興奮している、
などの時に起こるものです。
しかし、これらに該当していないのに
錯誤行為が起こったとしたら、それはどういうことなのか?
実は、これは無意識に欲している欲求が
出てきてしまったものと考えられます。
例えば、「これから開会式を始めます」
と言うべきときに、
「これから閉会式を始めます」
と出てきたのならば、
もしかしたら、その人は早く式が終わってほしい、
そう思っているのかもしれません。
昔、私が高校生のときに学校の先生が、
「私の女性の友人が、結婚後、
つい時々自分のことを旧姓で呼んでいるのに気づいて
この女性は離婚するな、と思ったらやっぱり離婚しました」
とおっしゃっていましたが、
これは、錯誤行為があることを根拠にそうおっしゃっていたのです。
つまり、形の上で結婚はしているけれど、
心はそうなっていなかった、ということなのです。
日常で起こる言い間違いが全て無意識を表す訳ではないですが、
自分の、ご主人のちょっとした言葉にも意外にその人の深い気持ちが
出てくるときがあるもんなんですね。
【次回予告】
次回は、来週月曜日11時頃の更新予定です。