前回の記事の続きです。
地域性による性格の違いとして、よく言われることは、
「都会の人は冷たい」
ということ。
これって本当なのか?
と、思いますが、実はこのことを研究した心理学者がいるんです。
カンマンという人ですが、ニュージーランドの人口密度が高い地域と
そうでない地域で、次のような実験を行ないました。
手紙を歩道に落とす。
そして、歩道に通りかかった人の何パーセントが
歩道の側にあるポストに投函してくれるか?
...というシンプルなものです。
結果はどうか?
手紙を無視した人は都会人で13%。
人口密度の低い地域では9%。
そうです、確かに若干、都会人の方が
この実験から冷たいかも?と言える訳です。
まぁ、この数字が大きいか小さいかは
個人によって受け取り方は様々ですが。
ただ、都会の人をこれでダイレクトに冷たい、
とは言えないかも知れません。
というのも、そもそも都会に住もうが
田舎に住もうが、同じ人間です。
ですから、人が周囲の環境から受け取れる
刺激(情報)の量というのは差があるわけではありません。
また、都会に住んでいると、
どうしても、人との関わりも含めて、その情報量が多くなります。
そのため、自己防衛のために(ストレス過多にならないために)
本能的に情報(刺激)を受け取らないように都会に住んでいる人は
しているとも考えられるわけです。
では、この続きは次回。
