2016ー2017マンチェスターシティ夏の補強戦略完全版 | シティなび

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マンチェスターシティサポ歴19年目突入の(2002~2003シーズンから)戦術ヲタ
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2016ー2017マンチェスターシティ夏の補強戦略

[IN]
GKブラボ(バルセロナ)
DFストーンズ(エバートン)
MFギュンドアン(ドルトムント)
MFザネ(シャルケ)
MFジンチェンコ(FCウファ)→新加入ながらレンタルで放出
MFムーイ(メルボルン・シティ)→新加入ながらレンタル移籍か
FWノリート(セルタ)
FWガブリエウ・ジェズス(パルメイラス)→来年1月にシティ加入
FWマルロス・モレノ(アトレティコ・ナシオナル)→新加入ながらレンタルで放出

[OUT]
GKハート→トリノ(1年間のレンタル移籍)
GKライト→引退
DFデミチェリス→エスパニョール
DFマンガラ→バレンシア(1年間のレンタル移籍)
DFデナイヤー→サンダランド(1年間のレンタル移籍)
MFナスリ→セビージャ(1年間のレンタル移籍)
MFジンチェンコ→PSV(1年間のレンタル移籍)
FWボニー→ストーク(1年間のレンタル移籍)
FWマルロス・モレノ→デポルティボラコルーニャ(期限付き移籍)


・GK
グアルディオラが求めるGK像は足元の技術、パスセンスであり足元の技術がないハートは放出されバルセロナからブラボ獲得。ブラボは足元の技術高くフィード上手いし11人目のフィールドプレイヤーにもなれるからビルドアップもスムーズにできグアルディオラが理想とするGKだ。またシュートへの反応が鋭く跳躍力もあるからハイボールにも強い。おそらくグアルディオラはプレミアやCLはブラボ起用でカップ戦はカバジェロと使い分けるのでないだろうか。
トリノへレンタル移籍のハートはクラブを通してこのようにコメントしている。
「僕のキャリアは突如として変化を求められた。トリノとの契約書にサインをすることは運命だったように感じるよ」
「セリエAのような重要かつ美しいリーグに挑戦できることに興奮している。イタリアのGKの伝統は誰もが知ってるし僕はトリノで多くのことを学べると確信している」

ハートは1年間のレンタル移籍だけどシティに戻ってきてもグアルディオラが監督してる限り試合に使ってくれなさそうな…
まぁこの1年セリエAでどれだけ足元の技術を磨けるかにかかっているな。

・DF
グアルディオラが求めるCB像はビルドアップ能力。エバートンからDF史上最高額でストーンズ獲得。ストーンズ獲得は第3節を終えて成功だと言える。DFラインからビルドアップを的確にこなし守備も読みの鋭さ、対人能力、1VS1の強さ、カバーリングで新加入ながらシティDFラインの柱になっている。キャプテンのコンパニが復帰してもストーンズはスタメン確実だろう。グアルディオラはストーンズ+オタメンディorコンパニorコラロフのCBの組み合わせを考えているのだろう。マンガラとデナイヤーはレンタルで放出。マンガラは期待されてシティに移籍してきたCBだが全くの期待外れ。フィジカルは強いが他の守備能力は不安定。敏捷性に欠けドリブラーに弱くクロスボールの落下地点時に取るポジショニングが曖昧。相手に食いつきすぎるのでCB間でギャップを作りやすい。ビルドアップ能力、パスセンスが全くないのでグアルディオラの構想外。1年のレンタル移籍だがシティに戻ってきても出番ないだろう。完全移籍で放出できないのは移籍金や年俸の問題も絡んでいるのだろうが。デナイヤーはベルギー代表にも選出される若手有望株でポテンシャルは高いが足元の技術がないし放出が妥当ってとこか。

・MF
グアルディオラのSYSTEMはゲームスタート時は433が基本で中盤はアンカーを中盤の底に置いて前方に攻撃的MF2枚が主流。まずアンカー候補だがフェルナンジーニョ、ギュンドアン、フェルナンドがいる。おそらく負傷から復帰すればアンカーがギュンドアンで前方にフェルナンジーニョという配置も考えられる。フェルナンジーニョはグアルディオラに気に入られているので重宝されるだろう。グアルディオラが求めるアンカー像はバイエルンで例えるならシャビ・アロンソ。縦へのフィードや左右へ散らせる展開力を必要とされギュンドアンもその能力を兼ね備えておりフェルナンジーニョもグアルディオラ体制になり中盤の底からのゲームメイク力が向上している。懸念されるのはフェルナンドで守備力は高いがパスセンスがないのでグアルディオラの好みではないだろう。攻撃的MFはシルバ、デブライネが主力。レンタルで放出のナスリはグアルディオラは残留を求めていたが3番手でバックアッパー。シルバ、デブライネに何らかのアクシデントがない限りスタメンで出るのは厳しかっただろう。グアルディオラはカップ戦要員で使おうとしてたのかも知れない。ウクライナ代表ジンチェンコはシェフチェンコを越える逸材だと言われているがEUROを見る限りポジションはトップ下でバイタルでタメを作れるMF。タイプ的にシェフチェンコよりシルバであろう。問題はヤヤ・トゥーレ。グアルディオラと反りが合わず移籍確実だと思われたが残留することが決まった。ヤヤ・トゥーレはグアルディオラの433SYSTEMに適応しない以前に確執がありシティにいる限りベンチ外でカップ戦要員にすら危うい状況。

・FW
WGは右ナバス、負傷中のザネ、左スターリング、ノリート、また左から右へスターリングをコンバートできるしシルバやデブライネをサイドへと回せ選手層が厚い磐石の体制。サイドアタックはグアルディオラの志向するサッカーに重要なポジションなだけに得点を奪えるザネ、ノリートは絶対欲しかっただろう。CFは少ない。負傷が多いアグエロが欠場となると経験値が薄いイヘアナチョしかいない状態。その場合はノリートやスターリングをトップで使って凌ぐんだろうか。戦力外のボニーはストークへ移籍。ボニーが移籍でストークにはボージャン、シャチリとグアルディオラの元で構想外となった選手が3人もいる。また前線に高さがないのが難点。各ポジションの穴となるポジションを補強で埋めたが空を制するFW獲得は進まなかったのは誤算。来年の1月にはブラジル代表ガブリエウ・ジェズスが加わってくる。グアルディオラは基本3トップか1トップで2トップは採用しないのでバックアッパーになるであろう

今季のシティは4冠を狙える。バルセロナやレアル、バイエルンにだって勝てる陣容。期待ができそうだ。

そんな感じかな



トリノへ移籍のGKハート

ストークへ移籍のボニー


セビージャ移籍のナスリ。日本代表清武とチームメイト

バレンシア移籍のマンガラ


これからハートの活躍を見るためにセリエAもチェックしよう
ナスリ、マンガラ参戦のリーガは先日WOWOW解約したので見れない(泣)セビージャ戦はCLで見れるが