[CLプレーオフ]マンチェスターシティVSステアウアブカレスト | シティなび

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2016ー2017CLプレーオフ2ndleg
マンチェスターシティ1ー0ステアウアブカレスト
(イングランド)   (ルーマニア)

シティのSYSTEM
ーーーーーイヘアナチョーーーー

ノリートーーーーーーーーーナバス

ーーーーデルフ ヤヤ・トゥーレ
ーーーーーーーフェルナンドーーー

クリシ コラロフ ストーンズ マフェオ
ーーーーーーーーハートーーーーーー

選手交代:ストーンズ→アダラビオヨ、ノリート→アンジェリーノ、イヘアナチョ→フェルナンジーニョ

得点者:56分デルフ

1stlegで5ー0とステアウアブカレストを圧倒的強さで粉砕したシティ。ほぼCL本選出場が決まってるのでグアルディオラは2ndlegはメンバーを落としてきた。放出濃厚とされるGKハート、CMFヤヤ・トゥーレがスタメン出場。右SBはスペインの若手マフェオ。CBはコラロフを左SBからコンバートしてストーンズと組ませる。本来シルバ、デブライネがいるポジションにはデルフ、ヤヤ・トゥーレ。1トップはアグエロベンチでイヘアナチョ。ちなみにこの試合ハートのシティでのラストマッチになるかも知れない

で、試合戦評
ホームのシティが立ち上がりからポゼッション率を上げステアウアブカレストを押し込む。しかし主力数名不在でペップ体制初出場メンバーがいた為にパス回しと動きの質が明らかに落ちており攻撃のスピードを上げれない。
ペップシティがGKを含めた最終ラインに求めるのは足元の技術、的確にショートパスを繋げる技術、ビルドアップ力であり最終ラインに足元の技術がないとグアルディオラに好まれない。DFラインの顔ぶれが若干いつもと違えどグアルディオラの志向するサッカーは変えてはいない。CBには長短のパスを蹴れるCBを好みコラロフは右ナバスへの対角線のロングフィード、ストーンズは左ノリートへの対角線へのロングフィードとグアルディオラは最終ラインからの対角線のサイドチェンジも使い分けているようだ。DFラインのSYSTEMは守備時は4バックだがビルドアップ開始時は2バックあるいはアンカーのフェルナンドがCB間に下りてくるので変則的に3バック状態となる。シティのビルドアップの肝はCBからの配給とアンカーのフェルナンジーニョの左右への展開力であるがフェルナンジーニョの代役フェルナンドはパスセンスがないのでCBがドリブルで運んで縦パスを出したり左右へ散らす。両SBは中へ絞ってパスコースを作り1トップのイヘアナチョは左右へ開いたりポイントを作ったりはせずにゴール前中央に陣取る。この狙いはWGがワイドへ開いてDFラインの距離感を間延びさせ1トップのイヘアナチョをCBにぶつけることで縦横にギャップができ中盤センターのデルフやヤヤ・トゥーレがギャップに飛び出して攻撃に奥行きをもたらせるためであろう。ステアウアブカレストは451?442?の3ラインがコンパクトに自陣へ引いてスペースを与えない守備をしていてシティのCBはハーフェイラインを越えた位置までドリブルでボールを運べていた。しかもステアウアブカレストはブロック作ってるだけでボールホルダーへプレスをかけにこないのでプレスの基準点がなくパスを受けるシティの選手を潰しにいけずパスを回されていた。この日のシティはシルバ、デブライネが不在なのでオフザボールでスペースを作る動き、ライン間へ動いてパスを引き出す動きに欠け中盤から前線で攻撃に閉塞感が出ていた。
後半はハーフタイム中にグアルディオラ監督に動きが少ないと指摘されたのか中盤センターのデルフにオフザボールでスペースへ入ってパスを引き出す動きが出てきていた。56分やっとシティが先制する。ヤヤ・トゥーレの縦パスをエリア内でイヘアナチョが右サイドへと戻しナバスが絶妙なクロス。このクロスをデルフが頭でゴール左隅へと流し込む。
守備面では前線からのプレスとボールホルダーへの素早いチェック。また守備時イヘアナチョとヤヤ・トゥーレの2トップ気味になる場合もある。ヤヤ・トゥーレが走って守備をするようになったのは昨季のように守備をサボるとグアルディオラに使ってもらえないからだろう。

そんな感じでシティが2試合合計6ー0でCL本選出場決定!
CL組み合わせも決まりシティはバルセロナ、ボルシアMG、セルティックと同組。