昨日8月6日は
広島平和記念日「広島原爆の日」でした
人類史上初めて広島に原子爆弾が投下された
大量破壊、大量殺戮
広島は地獄と化したひどい現状でした
数年前に娘と
原爆ドームを訪れたことがありました
この世から原爆なんてなくなれ!と
強く思える場所
ここは日本人であれば皆訪れてほしい
牧野邦夫は美大時代に学徒出陣
九州都城で終戦を迎え
小田原の本家へ戻る途中
被爆後間もない広島の惨状を見ていた
晩年
高木俊朗氏が著した「インパール」に触発され
当時の体験と記憶と共に描いたのが
「インパール」という作品
戦争画と一言では表せないほどのインパクト
死体に蠅や蛆 骸骨
砲撃の炎 戦争のむごさ
絵を鑑賞することは好きですが
こういう戦争画を見たのは
初めてだったかもしれません
絵画に関しては何の知識もないので
どう説明したらいいのかわかりませんが
大きな絵なのでただただ凄い!怖い!
という印象でした
前回千穂さんにお会いした時に聞いたのは
この作品の死体のモデルは
「舞踏家大森政秀の肖像」のモデルをした
大森氏がほとんどなんだそうです
若かった大森氏は牧野に指示された通り
裸で様々なポーズで横たわり
何日も付き合ってくれていたとのこと
この大森氏は未だ現役で
舞踏家として頑張っておられます
さらに 牧野は戦後美大に復学した時に
美大の勉強以外に
解剖学書の挿図などを模写することで
美術解剖図を自力で学んだという
それだけに
人物の骨格や筋肉の付き方までが
緻密に描けるのだそうです
牧野の絵を見る時には
ひとつひとつの筋肉や骨格
指先や表情まで
つぶさに観察してみてください
昨日は広島原爆の日
明後日は長崎に原爆が落とされた日
あの日から80年
世界ではいまだに戦争が起こっています
世界中の核兵器がなくなりますように
戦争のない世界になりますように
No more Hiroshima
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