牧野邦夫の画集の
表紙になっている舞踏家さんの
ソロ公演があるので行ってみませんか?と
誘われ中野まで出かけてきました
1980年に描かれた「舞踏家大森政秀の肖像」
今年は牧野邦夫生誕100年
失礼ながら
絵のモデルさんってご存命なの?
まだ踊っているの?と まず驚きました
1949年生まれというので現在74歳
現役すごいとしか言いようがない
若い頃 下北沢で
小さな舞台は観たことはありますが
舞踏家の公演を生で観るのは初めて

舞踏家と言えば
知っているのは田中泯さんだけなので
その程度の知識で臨んでしまいましたが・・・
50人も入ればいっぱいになるのではないかの
会場ですが 満席
暗闇でスポットライト浴びての舞台は
不思議な世界で 衝撃もあり
目を凝らして必死に観ていましたが
何が何だかわからないまま終了



それでも 黒いビロードのドレスをまとって
出てきたときは画集の表紙と変わらず
指先の一つ一つ 目つき 表情
74歳にして体幹の良さ
あの動きができるのはすごいなぁと感心

鍛え上げられているってわかります
舞踏は
体の内面から湧き上がる感情や衝動を
体の動きだけで表現
観た人の感覚でとらえればいいし
その動きを見ながら頭の中で
いろいろ考えるのがいいらしいと
同行してくれた学芸員の方が言っていました
考えても全然わからなかったんですけどね

着替えてお化粧も落として出てこられたときは
普通のおじさんでしたが
とにかく姿勢がいいなぁって印象
話し出すと止まらなくなるんですと
学芸員さん
千穂さん(邦夫さん妻)に聞くと
牧野邦夫が東中野に住んでいた頃に交流があり
それで肖像画を描くことになったそうです
そのころはまだ大森さんは20代後半
千穂さんも同じくらいだったのかな

「インパール」の死体は
ほとんど大森さんがモデルなのだと
千穂さんが話してくれました
思わず帰宅してから大森さんを探せ!
をしてしまいました
家を留守にした翌日は
いつも以上にべったりの甘えっ子 めい
朝もなかなかお布団から離れず
ふみふみ ゴロゴロ
好き好きパワーに朝から癒されています
そして
この丸い後頭部 好きだなぁ
猫吸い 吸いたい放題の一日になりそうです

昨日は千穂さんともいろいろ相談し
私なりのお手伝い
これから少し忙しくなりそうです
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