昨年の11月に膀胱がんが見つかり
11月25日に膀胱全摘手術
12月16日に無事退院
退院してもうすぐ1ヶ月になりますが
まだ元の生活に戻れない日々
今までのように
何かをやろうという気持ちが
なかなか湧いてこなくて
気持ちのほうが萎えてきているようです
というのも
叔母の信頼している息子さんが
先月のクリスマス後に
家族のいるフィリピンへ帰国
正月明け2日には
日本へ戻ると言っていたのですが
未だに戻ってこない
この辺が日本人の考え方と
感覚が違うのですよね
LINEをしても
「ママは大丈夫って言っているから!
心配はしなくても平気」と返ってきます
そうじゃないんだよなぁ~と思っても
彼らには理解できないと思う
NYから叔母の家に来ているお孫さんは
31日に日本へ着いて都内で年越しを楽しみ
元旦に叔母の家に来たものの
ひどい咳で叔母が面倒を見る羽目に・・・
(インフルかと心配しましたが
持病のぜんそくが出てしまったようです)
心配した看護師をしているお友達が
3日から預かってくれて 良くなったようで
昨日叔母の家に戻ってきたけれど
毎晩遊びに出掛けるらしい
昨年は叔母のおかげで振袖を着て
成人式にも出してもらえたのに・・・
若者は遊ぶのが仕事のようなものだけれど
退院した叔母の面倒を私が見るわと
やってきたのに 全く持って
果たせていないのはどうなんだろうか
やはり彼女もアメリカ人なのよね
昨日叔母の家で再会しましたが
2階から起きてきたのはお昼の2時近く・・・
挨拶はしてくれたけれど
ソファに寝転がってPCをいじり始める
叔母にストレスが
たまるというのがわかるわぁ~
年末から昨日まで何度か叔母の家を訪ね
おしゃべり相手になっていますが・・・
そんなおしゃべりの中での話
叔母が大手術をしたのが昨年11月25日
25.26日とICUでずっと眠っていたようです
27日から個室に入り数日はモルヒネで
痛みの緩和処置してうつらうつら・・・
モルヒネって麻薬の一種でもあり
人によっては
せん妄が見られることもあるらしい
叔母も個室に入ってからは
痛みを感じないように強めのモルヒネ処置
たびたびせん妄に悩まされたそうです
個室初日には
窓の外が猛吹雪で真っ白
雪がどんどん迫っていきて
今にも窓が割れそうに・・・
遠くのほうで「ママ、逃げて!」の声
雪がどんどん迫ってきて
「こっちだよ!早く逃げて!」
体中につながれていたすべての管を
引きちぎって 裸足で緊急出口まで走った
口走っていたのは英語
「GET ME OUT!」 ここから出して!
自分の行動はなんとなく記憶にあるそうで
出入口を無理やりこじ開けようと
たたく 暴れる 英語でわめく
警備のおじさんが出てきて
「もう大丈夫だよ!」と抱きしめてくれた
そこまでは良かった
そのおじさん 餃子を食べた後のようで
めちゃめちゃ口が臭かったのだそうです
そこで叔母は正気に戻った
今だから話せる 笑い話ね
たくさんの人がスマホを向けていた
あれはきっとSNSに流してるのよね
変な外国人のおばあちゃん現る!と
やらかしちゃったわぁ~と大笑い
抱きしめられて驚いて
気が付くのではなく
臭くて目が覚めちゃったのだもの
いかにも叔母らしい
その後も壁が迫ってきて窮屈だったり
たくさんの人に囲まれたり と
変なものをいっぱい見たらしい
せん妄というのは
一時的な脳の機能不全なんだそうです
幻覚を見ちゃったってことなのかな
そんな経験もあり 病院へ行くのは
気が進まないみたいです
できることなら行きたくないと・・・
先日
ストーマがうまく使えているかという
医師検診があり同行しましたが
叔母は一度も失敗もなく
きちんと使えていると
とても褒められていました
慣れれば問題ない!体の一部になる
と医師は言ってましたが
83歳という叔母が慣れるまでは
もう少し時間がかかりそうです
それでも 落ち込みながらも
前向きに生きようとしている叔母
頑張って長生きしてほしい叔母を
これからも応援していきたいと思います
暖かくなったらまた一緒に
出掛けられますように・・・・
にほんブログ村 ぽちっとお願いしますm(__)m