小田原散歩 ちょっと気分を害した話
小田原駅西口には立派な北条早雲像
北条早雲は
前回の大河の鎌倉北条家とは違い
戦国時代に相模国を統一した一族
後北条家とも呼ばれています
目指すは「福泉寺」駅から徒歩5分ほど
のはずが ウロウロ15分かかった

綺麗なお寺
そのお寺の奥に大きな赤い鳥居
「大稲荷神社」と書いてある
お稲荷さんに入っていた書簡にも
「大稲荷神社」の名前があったなぁと思い
まずはこちらへご挨拶
歴史を調べると
北条時代から続いているらしい
宝永八年 正一位神位宣命
正一位大稲荷大明神と奉称
正一位とか大稲荷とか
書簡に書いてあったね
境内は撮影禁止と書かれていたので
写真は控えましたが
お社に上る階段もうっそうとした雰囲気も
何だか気がピシッと引き締まる感じ
手水舎はカッコいい
本殿でお参りするとお掃除している方発見
写真を見せ 説明をしてみると
これがとんでもない反応
先祖代々守ってくれた神様を手放すんですか
これからも代々守ったらいいんじゃない
神棚がなかったら作ればいいだろう
マンションに作っちゃいけない決まりでもあるんか
そんなんでいいと思っているのか
散々文句を言われ・・・
すっかり気が引けた
旧家にあったお稲荷さんは
祖父が土地売買のためお祓いして撤去し
叔父が
お供えされていた中身だけを持ち帰った
その叔父も亡くなり
どう処分するべきか相談された
なんて話 まともに聞いてもくれない
それでも 最後にどうしてもと言うなら
こちらで引き取りますよ!と言ってくれた
親族と相談して
お願いするようなら連絡します
と 立ち去ったのですが
背中越しに
「それなりのお布施というものが必要だからね」
「わかっているね」
と 言われた
なんだその言い方
それが神職の人が言う言葉なのか
腹が立ち
振り向きもせず 階段を下りてお寺さんへ
そこからが昨日の話です
お寺さんで心の内をぶちまけたので
スッキリしましたが・・・

お稲荷さんのお供え物
江戸時代の土人形だと思う
かなりの歴史ものだよね
お狐様と
よくわからない何かに乗っている人形
現住職さんは写真を見ながら
この真ん中にいる方は何でしょう?
何に乗っているのでしょう?
などと不思議に思っていたので
帰宅後 調べてみました
これはダキニ天(荼枳尼天)と言い
古くは宝剣などを持っていたらしい
これは稲穂と鎌を持って
白狐に乗っている神様のようです
神仏分離の前 神仏習合の時代
お狐様は神社、ダキニ天は寺院が
同じ場所でお祀りしていた
だから一緒に
安置されていた感じなのでしょう
このダキニ天は戦国時代に様々な武将が
城の鎮守として祀っていたようです
この時に期待されたダキニ天の神通力
…ご利益は怨敵退散を戦勝祈願だったとか
ダキニ天の歴史はいろいろで
怖い神様だったようです
神仏分離の明治より後に出来たお寺は
稲荷神は知っていても
このダキニ天の事は
ほとんど知らないそうです
福泉寺の住職も知らなかったものね・・・
ちなみに豊川稲荷では
ダキニ天をお祀りしているそうですよ
調べてみるとなかなか面白い
へー な事ばかり

これで小田原散歩の話は一先ず終了
次は再び福泉寺を訪れた報告をします
お楽しみに・・・
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