私の夫はスナイパー (浅草番外編1) | 登山やらナンやら

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わんばんこー!
鶴光でおま...
















先日の記事で、ゴルゴ・マーティーンが
何者かに狙撃された事件が
あったことは、記憶に新しいと思います。















あのチープなストーリーの
どこに感銘を受けたのか・・・
当ブログ読者の「きなこさん」
からのコメントで・・・















ゴルゴが撃たれるに至るまでの
サイドストーリーを
ゴルゴの奥さん目線で
書いて頂きました。
(それもかなりノッリノリで...)















大変ありがたいことで、
そのまま流すのは
もったいないと感じたので・・・















今回は、きなこさんのコメントを
大幅に脚色して、ゴルゴ狙撃までの
スピンオフストーリー
小説化していきたいと思います。








































私の名前は、
ニキータ...
ある秘密地下組織あがりの元殺し屋よ...









同業者の中では、
「すっぽんのニキちゃん」
なんて呼ばれて、恐れられていたわ…









狙った獲物は一度たりとも
逃したことがない
っていうのが私の誇り...









でも今は、きっぱりその道から
足を洗って、主婦業に専念してるわ。
そう、運命の人と出会ってしまったから...









その人の名は、
ゴルゴ・マーティーン。
言わずと知れた私の夫...
私たち夫婦の間には、娘もいるわ。










夫には、私が・・・
昔、アサシンだったことは
秘密にしてるの。










夫の方も、
自分が腕利きのスナイパー
ってことを私たち家族には
ひた隠しにしてるけど・・・










実は私、夫の仕事のこと・・・
全部知ってるの。









だって、夫は中華料理屋の
電話注文を受ける時みたいに、
隣の部屋で大声で殺しの依頼を
受けてるんですもの。









「今回は、二人っすねー、
毎度ありがとごっざいやしたー!」
じゃないわよ!
せめて、もうちょっとシリアスな雰囲気
かもし出しなさいよ...









































ただ最近、夫のことで
スゴく気になっていること
があるの・・・












あの人の背中のど真ん中に、
ピンポン玉くらいの大きさの
デキモノが出来てるの。











背中の肩甲骨の間ぐらいの位置に
細長い3cm位のタコ糸状の皮膚で
かろうじてそのピンポン玉が
ブランブラン
ぶら下がっている状態なの。












そうね、イメージ的には
小型のけん玉
みたいな感じかしら?













以前は、もっと小さかったんだけど、
ここ1,2年で急激に
肥大化してきたわ。











私ってば、少し医学にも精通してるから
知ってるの、それが・・・
悪性の腫瘍だってことを...





世界でも、まだ2~3例しか症例がない奇病よ。
病名は・・・
「イタリトツッゴ」。
そのままにしておけば、もっと肥大化し
間違いなく命を落とすことになる!











何度もそのデキモノのことを
夫に伝えようとしたわ。
でも、その度に夫は、
「そんなものありはしない...」
と毎回敵意むき出しにしてスゴんでくるの。










もう、殺しの依頼電話の時に、
そういう風にスゴみなさいよ...










そんな感じで、なぜか背中の話題になると、
無条件に異常な
警戒心を見せるから
全然話にならないの。










話をしても無駄だから、
強引にそのデキモノを取るべく、
夫の背後に立とうと何度も試みたわ。
でも結果は、ダメだった・・・












半径1m以内に近づくと、夫は
私が背後に立つことを必ず避けるの。
近づくとクルッ・・・
近づくとクルッ・・・
一体なんなのよ! あのシステム...










少し離れた所からしか、
あの人の背中を見ることが出来ない
というジレンマ。
お風呂上りとかに見せる背中には、
あのピンポン玉がブランブラン・・・











腫瘍じゃなかったとしても、
取りてー!
なんであんなに大きな異物がある
ってゆうのに気付かないのかしら?
不思議でならないわ。


























背中に近づくことは出来ないから
誰もいない夜道で、遠くから
夫の背中のデキモノだけを
銃で撃ち抜こうと
したこともあったわ。













でも、銃を構えた私から
無意識に殺気が出てしまっているのか・・・
夫は瞬時に気配を察知し
欽ちゃん走りで、
姿をくらましてしまう...










色々考えたけど、もうこうなったら
人混みに紛れたところを
狙うしか方法がないわね。










夫に残された時間は、
そう長くないハズ...
早くなんとかしなければ・・・











さて、一体どうやって
人混みに誘い出そうかしら?



































えー、物語の途中ですが、
まさひるです。
なんか書いてたらノッてきてしまったので、
次回に続きます。(爆)














ちなみに自分、以前にも
こんな小説まがいのアホ記事
書いたことあります。

こんなん、お好きな方は
こちらの記事でもどうぞ・・・













アディオス!