■死を生の延長と捉える。(8-14-1)
あなたの目の前の社会環境と、
人を包み込んできた自然の状態に
現在は差違がありすぎる時代です。
例えばあなたの生活の中に、
生や死が遠ざかっている。
排泄物はボタンを押すだけで、
目の前から流れ去る。
電車は決まった時間にやって来て、
遠く離れた友人とも
携帯やメールで即座につながる。
SNSでは昨日まで知らなかった人の、
今日の食事の写真を見せられる。
便利だけが追求され、
老いや死が隅に追いやられ、
生きる感覚そのものまで
希薄になっている。
人は自分の命の
全体像をつかめない
そんな状態に今あるのです。
そのため、自分が生きる事と
死ぬ事がつながらない。
そこに大きな問題があるんです。
つづく~
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