ペットプレス 09月09日07時50分
みなさんはトイガーをご存じだろうか。おもちゃのTOYとトラのTIGERからの合成語を名前に持ち、オレンジと黒のつややかな縞模様をまとう。模様だけ見ればトラに限りなく似ているネコ、トイガーは、イギリス国内では30万円以上で販売されており、現在イギリスの動物好きの人々が躍起になって手に入れようとしているネコなのだ。
メルボルン在住のネコのブリーダー、アラナ・ブアドラさんは本日、メルボルン空港でトイガーのスマトラと初対面を果たすはずだ。イギリスから飛行機でやってきたスマトラは検疫を受けなければ入国できない。
彼女はスマトラを繁殖目的で連れてきた。ニューサウスウェールズ州のトイガーとの繁殖を予定しており、成功したあかつきにはビクトリア州で初めて(と彼女は信じている)の純血種トイガーが生まれることになるのだ。
彼女は去勢および予防接種を受け、血統書の書類と健康状態にお墨付きを与えられたトイガーの子ネコたちだけを販売する予定だ。価格は一匹約15万円だという。
彼女は際立った特徴をもったトイガーへの強い期待を感じているという。
「トイガーはとてもフレンドリーで社交的な性格をしているの。体格は小さめ。でもとっても賢いの。」とブアドラさん。
「学習能力がとても高いので、リードをつけて訓練することもできますし、犬のように投げられたボールを取ってこさせることを教えることもできますよ。」
トイガーのブリーディングは、アメリカ人の愛猫家ジュディ・サッジェンさんが1980年代後半に彼女が飼っていたトラネコ2匹とインドのノラネコが明らかに違う方法でマーキングをしていたことに気付いたことで始まった。
インドの街中で見かけたオスのノラネコは通りをぶらぶら歩きまわり、まるでトラのようにマーキングをするネコだった。彼女はそのネコを引き取ってアメリカに連れて帰り、繁殖を行ったのが始まりだと言われている。
その後何年間も彼女は、丸い鼻、がっしりした顎、黒いしっぽの先端を持ち、できるだけトラに似ているネコを生み出そうと綿密な繁殖計画にもとづいて行ってきた。2007年にはついにトイガーはキャットショーで賞をもらうところまできたのだ。
だが、トイガーを愛するブリーダーたちの熱意が衰えることはない。現在でもトイガーは品種改良中なのだ。トラのような金色の毛皮に縞模様、白いお腹、それに何といっても野生の大型ネコ科動物を思わせる動きを備えた完璧なルックスのトイガーを目指してブリーダーの努力が続けられている。
一過性のブームが過ぎ去ったあと、用済みとして捨てられることも少なくない動物たち。
「売れなくなったから」、「飼えなくなったから」。そんな人間の身勝手で、不幸な「トイガー」が現れないことを願いたい.
http://news.biglobe.ne.jp/animal/563/pet_100909_5636082265.htmlまた変わった容姿の動物ですね~。
これは日本でも流行りそうですね。
いきなり町で遭遇したらびっくりしてしまいそうです。
しかし、名前の由来がおもちゃから来てるなんて…。
どことなく可愛そうな気がします(´・ω・`)
みんなが責任を持って飼えば問題ないんですけどね。