こんにちは
毎日気持ちの良い天気ですね。
こんなに晴天が続くのも珍しいのでは??
さて、今日はブラジル音楽のMúsica Sertaneja(カントリー音楽)について、書きたいと思います。
その前に訂正ですが、以前紹介したブラジルドラマ「Além do Tempo」の挿入歌、主人公のLíviaとFelipeのテーマ曲「Sinônimos (同義語)」がセルタネージャと書きましたが、正しくはMPB(ポピュラー音楽)でした。
MPBとセルタネージャの区別が難しくなってきていて、曲調からセルタネージャと思い込んでいました。ここに、訂正いたします。
関連記事:LíviaとFelipeのテーマ曲 Sinônimos 記事は修正済みです。
セルタネージャは、もともと田舎の音楽として始まりました。なので、Música Caipira(田舎の音楽)ともよばれています。
サン・パウロ州を中心にミナス・ジェライス州、パラナ州、バイーア州の南部、リオ・デ・ジャネイロ州の一部、マット・グロッソ州あたりの田舎で伝えられてきた音楽です。
内陸部では、農業がさかんであちこちで放牧が見られます。田舎の道を車で走ると、牛さんをたくさん見られますよ。
そういった地域で、1920年代ごろに見られるようになったのが、セルタネージャ音楽です。なので、歌詞は農村地帯の開墾者たちの冒険など、田舎がテーマになっています。
このセルタネージャの始祖と言われているのが、Tonico & Tinoco Moreninha linda
田舎で歌われていたセルタネージャが、レコーディングされ成功します。その後、ラジオでも盛んに流れるようになり、50年代にはたくさんの曲がレコーディングされるようになります。
今までは、田舎をテーマにしていたセルタネージャでしたが、都会にも広がるようになり、歌のテーマも変わり、恋や人生など、より多くの人に通じる、身近で普遍的なテーマになりました。
セルタネージャは、基本的にデュオで歌うスタイルですが、ソロで歌う人もいます。60年代ぐらいまでのスタイルが、セルタネージャのトラディショナルと言われています。
代表的なのは、Milionário & José Rico Estrada Da Vida
80年代になると、アメリカのカントリー音楽の影響を受け、アコースティックギターではなく、エレキギターを使った演奏でスタジアムでコンサートをするようなスタイルが出てきます。これが、Sertaneja Elétrica(直訳は、電気カントリー音楽)です。
若くてアイドル的な歌手。曲のテーマも、ロマンティックなラヴソングが多いです。もうこうなってくると、本来の田舎の音楽ではなくなっていますが、2人で歌うというスタイルは維持されています。
代表的なのは、Leandro & Leonardo Solidão
Leandroは残念ながら1998年に癌でなくなり、現在はLeonardoがソロ活動をしています。
私が最初にブラジルに駐在していたころは、調度この時代でした。
ラジオでも、よくセルタネージャが流れていましたね。
そして、2000年ごろからファンクなどの影響を受け、より若者たちに人気がある、Sertanejo Universitário(直訳すると、大学カントリー音楽)ができました。
もうドュオにはこだわらず、もっと自由な感じになっており、MPBとの区別も難しいですね。現在はこの、Sertanejo Universitário がとても人気があります。
代表的な人は・・・
Miichel Teló Ai Se Eu Te Pego
Luan Santana Escreve Aí
Paula Fernandes Eu Sem Você
このように、時代とともに変化をしているセルタネージャです。
ブラジル音楽は、サンバやボサノバだけではありません。機会があれば、ぜひ聞いてみてくださいね。
では、みなさますてきな週末を~。
Bom fim de semana
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