今日から、直説法不完全過去の勉強をします。
以前、ポル語(動詞の法と時制) でも少し説明したんですが、もう少し詳しく説明します。
不完全過去には、次の3つの場合があります。
1. 過去の習慣、反復された動作、または、継続している動作、状態を表す。
例 ① Antigamente ele fumava muito.
以前、彼はたくさん煙草を吸っていた。(過去の習慣)
② Quando ele morava no Japão, só falava japonês.
彼は日本に住んでいた時、日本語ばかり話していた。(継続動作)
③ Ontem, o dia estava bonito e o céu estava azul.
きのうは天気が良くて、空が青かった。(過去の状態)
2. 過去のある時点において進行していた動作を表す。
例 ① Quando voltei, ela ainda dormia.
私が帰った時、彼女はまだ寝ていた。
この場合、過去進行形を使うこともできます。
= Quando eu voltei, ela ainda estava dormindo.
過去進行形は、estarの不完全過去 + 動詞の現在分詞で表す。
3. 実施されなかったある計画を表す。実施する意思はあったが、実現しなかった場合に使う。この場合、irの不完全過去 + 動詞の原型 , mas で表す。ただし、動詞が ir (行く)の場合は、動詞の原型は必要ない。
例 ① Eu ia ao cinema, mas naõ fui.
映画へ行くはずだったが、行かなかった。
この場合、ia ir とは言わない。
② Eles iam viajar, mas cancelaram.
彼らは旅行するはずだったが、キャンセルした。
3の例が難しいですが、よく使う表現です。この ia + 動詞の原型が出てきたら、「意思はあったけど、できなかったんだ」と思えばいいです。