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2017年6月から、亡き妻の闘病日記のようなもの?を書いています。
僕はいつも、「去年の今頃、妻の体調はこうだった」とか、「妻とどこそこへ行った」とか、「あの時は楽しかった」とか、を考えてしまう。
妻が亡くなってから、これが毎日の日課になっているのだ。
間もなく妻の一周忌。それが近づくにつれて、自分の心の中で何かが上昇していて、もうすぐクライマックスに達しようとしている。
何がそうなろうとしているのかは、自分でもはっきりとはわからない。
さて、去年の今日は妻の最後の通院日だった。
朝は8時に起きた。
前の日は午後に訪問入浴があり、久しぶりにお風呂に入った。
疲れたのか、夕食を食べずに寝て、夜中の2時に目を覚ました。
「ママ、何か食べる?」
「うん、お腹すいた」
残り物の巻き寿司を3個、アップルパイ4分の1、かりんとうまんじゅう1個をペロリと食べた。
トイレに行って、夜中の3時半に寝た。
この頃の妻は毎日、食欲がなく、寝てばかりいた。
たまに沢山食べ、僕や娘を驚かせたものだ。
話は戻るが、その日は朝8時に起きた。夜中にトイレに行ったので、おむつへの尿もれはなかった。
朝食にカレーパン半分、ピザを一口、巻き寿司1個を食べ、すぐに眠くなったのか、またベッドへ。
12時に起こし、着替えを済ませてから1時に家を出た。
車での外出は1ヶ月振り。車イスから車への移乗が、さらにうまく出来なくなっている。
抱きかかえるように助手席に座らせた。
車を出してから、しばらくは起きていたが、10分後には、「眠くなっちゃった」と寝てしまった。
あまりに寝顔がかわいいので、信号で停まる度に、じっと見つめてしまった。
病院に着き、妻を起こして院内へ。
首から胸にかけてのCTを撮った。
新たな転移は、首の後ろ、おへその上、左脇の3箇所。主治医は皮下転移と言う。
特に首の後ろは2センチ近くの大きさになっており、痛みも日増しに強くなっている。
放射線治療医は、転移した箇所に放射線を当てようと言う。そのために1月末に入院治療しようということになった。
1週間後に再度、CT撮影の予約を取った。
医師の話を聞きながら、僕は心の中で、今の妻にこの治療が本当に出来るのだろうか、間に合わないのでは、と考えていた。
病院を出て、いつも寄っていたローソンで夕食を買い、家路についた。
結果的に、これが妻の最後の通院日となり、同時に「最後の外出」となった。