何げない日常の楽しみ 20150211 | つんこのブログ(肺がん&脳転移 闘病日記)

つんこのブログ(肺がん&脳転移 闘病日記)

脳出血のため左半身麻痺、重度障害者の妻。2014年10月、小細胞肺がんが脳転移した状態で見つかりました。
2017年2月に亡くなるまでの2年余り、山あり谷ありの日々。悲しいことだけではなく、楽しいこともいっぱい!
私が記録したメモや記憶をブログに綴っていきます。

アムルビシンの3日間投与を終えた。

尿が赤い以外は特に副作用はない。

火曜日に入院して、水木金と抗がん剤、土日は外泊し、月曜日に検査、火曜日の朝に診察してそのまま夕方に退院。セカンドハウスで8日間を過ごした。

翌日の2月11日は祭日。今日は予定もなく、いつもの休日だ。

午後から妻と二人でデート。

行き先はマックスバリュ(食品スーパー)とドラッグストアー。

ほんとにいつもの休日だ。

休日、特に用事がないときは、このパターンで午後を楽しむ。

今日は娘が友人と晩ごはんを食べてくるので、買い物の後は夫婦で食べて帰ることにした。

どこへ行こうか? 車を走らせていると、妻は「サイゼリア行きたい」

妻はいつものミラノ風ドリア。僕はカルボナーラとピザを注文。

妻はおいしい、おいしいと言って食べている。

僕はそれがうれしくて、涙が出そうになる。そんな状態では、なかなか喉を通らないが頑張って飲み込みながら、食事を終える。

帰宅後は風呂に。妻は「今日は一人で入る」という。妻はがんの治療が始まってから、風呂に一人で入ったことがない。

妻を浴室に送り出し、僕は脱衣室で耳をすませながら入浴中の妻の様子をうかがう。最も危ないのは湯船の出入り。そしてお湯につかっているときだ。

体が不自由な妻のために、浴室内には手すりを数ヵ所に取りつけている。この数年、入浴時にはそれを使い一人でうまく入ってきた。

しかし危ないシーンは過去に何度かあった。

椅子から立ち上がった時にバランスをくずし、危うく転倒しかけたこと。

そしてお湯につかっているとき、浮力がついてバランスをくずし、浴槽内に沈みかけたこと。

今までは幸い大事に至らなかったが、いつ、そういうことがが起こるかわからない。

そろそろ妻が風呂から出てきそうだ。僕は妻の着替えを用意して脱衣室で待つ。どうやら心配は無用だったようだ。

風呂上がりにはいつものビール。つまみはせんべい。テレビを見ながら夜が更けていく。

なんと平和な日だ。がんになる前と全く同じだ。

しかし、幸せだと思う気持ちは全く違う。

前なら何も考えずに、ただ過ごしていた毎日。

今は一日一日が大事な日。この幸せがいつまで続くかわからないが、自分の全てを使って、妻が出来るだけ長く生きられるように頑張ろう。