会社帰りに妻の夕食を買って病院へ行く。
毎日夕方6時から8時までの2時間が、妻との大事な時間。
朝から「今夜は何を買ってこかな」って考えながら仕事をしている。パン、フルーツ、ケーキなど、好きなものをたべさせてあげる。妻が美味しそうに食べてる姿を見るのが、今の僕の幸せだ。
さて、今日は入院してから初めての外泊。
主治医は、土日で家に帰れるときは帰っていい、と言ってくれている。
元気なうちに・・・ということだろうか。
僕は家を出て、8時半に病室へ。服を着替えるのを手伝ってすぐに出発。湊川神社で病気平癒祈願をして、御守りを買う。星乃コーヒーでモーニングを食べ、スーパーとドラッグストアーとジュンク堂に寄って昼頃に家に着く。
疲れただろうと聞いてみるが、全然疲れてないと言う。早速、今夜の夕食の準備にとりかかった。妻は脳出血による障害のため左手が使えず、何をするにも時間がかかるため、いつも昼過ぎから夕食準備を始めてた。
家ではとても楽しそうにしている。調理の合間にお菓子をつまみ、買ってきた雑誌(LDK)をパラパラ見ている。
僕はこんな愛しい妻を、何としてでも病気から守ってやりたい。
夕方にはさすがに疲れた様子で、しかも頭痛がするというので、少しベッドで仮眠。
夜はとり鍋をみんなで食べる。おいしかった。
その後は妻を風呂に入れる。約2週間ぶりの入浴をとても喜ぶ。洗うのを少し手伝ってあげる。
今夜は娘が母親と一緒に寝たそうで、僕は我慢して一人で寝る。
翌朝、妻は早くから目を覚まし、朝食準備。ベランダのテラスで海を見ながら食べた。
その後は娘と二人で、昼食用に肉巻きを作る。二人でキッチンに立って、うれしそうにキャッキャッ言ってる。この平穏ができるだけ長く続くように願う。
楽しい時間はすぐに終わってしまう。夕方5時までに帰院しないといけない。娘と3人で4時に家を出た。
「昨日と今日、私のおもりでつかれたでしょう?早めに帰り。」と言うので、7時に娘と病院を出る。
きっと妻が一番疲れてるはず。でも限られた時間を目一杯使ってる。気持ちがどんどん前に進み、体の疲れに気がついていないのだろう。
帰って、一人ベッドで妻に想いを馳せる。