こんばんは。manaです。

見つけて読んでくださりありがとうございます。

 

遅ばせながら、今回はコウノドリ第7話についてです。

今回のテーマは「母になる人生と母にならない人生」でした。

先日発売された原作21巻も子宮内膜症から始まったのですが、まだ出産していない私にとってはいろいろ考えさせられた回でした。

 

それでは長くなりますが、ご興味ある方だけLet'sスクロール!!!笑

※以下完全ネタバレとなりますので観ていない方はご注意ください。

 

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前回のラストで腹痛で座り込んでしまった助産師の小松留美子(吉田羊)

スタッフルームで横になっているところをサクラ(綾野剛)と四宮(星野源)が心配そうに見つめます。どこか悪いのかと四宮に聞かれた小松は子宮筋腫を1年以上も放置していたことを告白します。事態を重く見たサクラと四宮は小松を詳しく検査することにしました。

サクラがひょいと小松さんをお姫様だっこし、しのりんがささーっとスムーズに誘導しながら歩くのがナイスコンビネーションで、めっちゃ小松さんが羨ましかったですね。私も綾野剛にお姫様だっこされてぇ。笑笑

(源くんにはおんぶされたい。←え?笑)

 

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詳しい検査の結果、小松の症状は子宮内膜症が悪化した「子宮腺筋症」と「卵巣チョコレート嚢胞」が原因とわかりました。完治するためには子宮および卵巣器官をすべて摘出手術する必要があり、それをサクラの口からきいた小松は「ま、私から子宮がなくなっても世界が平和ならそれでいっか」と明るく振舞いますが、複雑な表情で天井を仰ぐのでした。

実は、私も軽度の子宮内膜症です。そして母が子宮筋腫で40代後半で子宮・卵巣を全摘しています。小松さんの気持ちを考えると全く他人事とは思えず、内膜症を悪化させるとここまでひどくなってしまうんだという現実に背筋がすっと寒くなりました。

 

一方で救命科に異動した下屋(松岡茉優)は、自分の無力さに愕然としていました。急患が運び込まれても慣れない専門用語がわからず、老人・子どもの細い血管にとまどいルートを取ること(=点滴などのために血管に針を刺すこと)ができず、ただただ現場でアタフタするだけの日々で少し自己嫌悪に陥っていました。

病院の屋上で一人考え事していた小松の顔を見ると、ホッとしたような顔を浮かべ、「でも自分で決断したから頑張らないと・・・」と吐露します。そんな下屋の強さを見て、小松も「決断」について考えを巡らすのでした。

 

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また、産科に新しくメンバーとして加わった、サクラ&四宮の後輩産科医・倉崎(松本若菜)はシングルマザーとして奮闘していました。「子どもがいることで気を遣われたくない」と頑なな姿勢にサクラと四宮は心配します。「空回りしなきゃいいけど」とサクラと四宮が心配していると・・・

 

小松「ったく、わかってないなぁ!そうは言っても甘えたくても甘えられないのが女心ってもんなの!!」

サクラ四宮「?」キョトンとした顔で見つめる二人に小松はさらに続けます。

小松「そういうのもわかんないから、あんた達いつまでたっても彼女できないんだよ!!」

サクラ四宮「俺たちの何を知ってるんですか」

 
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まるで母親が息子二人にプンスカ怒っているような可愛らしいやり取りに加え、二人のシンクロがもう何なのー♡っていうくらい萌えましたね。笑

でも小松さんの言うとおり、「本当に甘えたくても甘えられない・意地を張らなきゃやってらんない」ってのはしょっちゅうあると思います。私もそうですし。素直に甘えられたら生き易いのはわかってても難しいんですよね・・・。あー、お察しして助けてー!って本当は言いたいよね。

 

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シフトの休みの日、小松は同じ看護学校の同期で親友の武田京子(須藤理彩)に誘われ、同期会に参加します。そこには懐かしい顔ぶれが揃い、盛り上がります。皆、子どもを授かり、親友の武田も妊娠していました。家庭を持って幸せそうな皆と別れ、スーパーで買い物をした帰り道、子どもを連れたペルソナMSWの向井(江口のりこ)と偶然会います。

 

公園に立ち寄り、向井の子供が遊ぶ様子を眺めながら、小松は同期会に行ってきた帰りだと話します。「みんなは家族の元へ帰るけど一人の私はスーパーに寄って大根を一本買うか買わないかで悩むのよ」と自虐的に話しながら、向井にこう問います。

 

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「お母さんになる人生とならない人生、何が違うのかな?」

あまりにも唐突な問いに向井は戸惑ってしまい、それを察した小松は謝りつつ笑って流し、向井の子供たちが遊ぶところへ走ります。その小松の後ろ姿に向井は何かあったと悟るのでした。

 

このシーン切なかったなぁ。周りは結婚して子供がいる中、自虐的になってしまう小松さんの気持ち。笑いに変えてしまうことで何とかその場を乗り切るんだけど、一人になると一気に現実に戻る感じが大根のくだりですごくリアルで。脚本にぐっときました。私も小松さんと同じで、母になる人生・ならない人生の差異が何なのか問いたい。どちらもメリット・デメリットがあるから答えなんてないんだろうなぁ。向井さんの顔も切なかったなぁ。

 

場面は変わって、倉橋がサクラに対して怒っています。倉橋が不在の深夜、倉橋の患者が急変しサクラが緊急帝王切開を行ったことになぜ自分に連絡をくれなかったのかと。「深夜だったし子供がいるから気を遣ったんだろ」と四宮がサクラをフォローするも、「子どもを理由に気を遣われたくない!」とさらに語気を強めます。四宮も呆れて「勝手にしろ」と言い放つと、倉崎は悶々とした顔でその場を離れ、食堂で一人うなだれてしまいます。

慌てて小松がその後を追いかけ倉橋を見つけるやいなや、そっと後ろから肩を揉み始めます。

 

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小松「お客さん、相当肩に力入ってますね。もう少し肩の力を抜いて仲間に頼ってみましょうか。ゆっくりやっていきましょう。」
 

するとちょうど食堂に来た下屋がそれを見て、私もやってほしいな~と小松に甘えると、小松が仕方なさそうに下屋の肩も揉み始めます。

 

小松「お客さんも肩に力入ってますね。(中略)もう少し自分を認めてあげましょうか。一日の終わりによく頑張りましたって声をかけてあげてください。」

 

優しすぎるよ小松さん!しのりんの言うように「もっと自分のことを考えて」と思ってしまう。

(ちなみに、しのりーんと呼ばれて舌打ちするしのりん、可愛すぎる…)

 

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自分も問題を抱えてるのに、悩める二人に当たり前のように優しく癒してくれる小松さんが聖母マリアに見えたのは私だけじゃないはず。このシーンは泣けて仕方なかったなぁ。

 

患者さんの見送りでお母さんへのケアを考えたり、倉崎先生の娘の保育園のお迎えをフォローするなど、自分のことよりも仲間や患者さんのことを思う小松さんの優しさに胸がいっぱいになるのでした。

 

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そんな小松をサクラは仕事後にあるピアノバーに誘い出し、そこで小松のために特別なリサイタルを開きます。夜空の下で、小松が好きだというメロディーを奏で、小松の心を開いていきます。それを聴きながら、小松は決意を口にします。

 

小松「鴻鳥先生。私決めたよ。悔しいけど仕方ない。これがあたしの人生だ。」

サクラ「あまり頑張りすぎないでください。がんばっている小松さんも好きだけど、がんばってない小松さんも大好きです。だから一人で全部抱え込まないで。みんな小松さんの味方ですから。」

 

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サクラ先生の優しさが心に沁み渡るとても良いシーンでした。いつもみんなの前で弱い顔を見せない小松に、あえて泣かせてあげる優しさ。一人じゃないと気づかせてくれる優しさ。温かく切ないピアノのメロディーと小松さんの決断の重みが響き、声をあげて泣いてしまいました。

 

いざ手術の日。麻酔が体に入る前に「ちょっと待って」と小松が麻酔医に声を掛けるシーン。

 

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麻酔から目覚めたら自分の女性としての大切な臓器はなくなってしまっている。簡単に心の整理なんてできるわけない。涙をこぼしながら数回深呼吸をして「お願いします」と再度声をかけるときの表情がなんとも言えず、ただただ吉田羊さんの演技力に感嘆してしまうのでした。

そんな手術が行われている中、サクラと四宮は気が気でない様子で時計ばかり気にして、声をかけるにも、ご飯を食べるにもシンクロ。この演出はなんだったんだ。どんだけ同じこと考えてるんだ。できてるのか。笑

 

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ご飯の時、二人が焼きそばとジャムパンを交換しているのは完全に綾野剛のアドリブですよね。源くん笑ってたし・・・。笑

 

そして手術が無事終わり、10日間の入院を経て退院した小松の自宅へ、MSWの向井がお見舞いに行きます。そこで初めて小松は今回の手術が怖かったこと、ショックだったと向井に話します。天涯孤独の自分にとって最後の頼りのような存在だった子宮も手放すことになり、本当に一人で生きていくんだと。でも今回のことで仲間のありがたさが身に染みたと涙ながらに話すのでした。ここのシーン私今回の中で一番好きです。The女友達との会話って感じで。

 

小松「私には支えてくれる仲間がいる。それってさ向井さん、すげえ心強いんだよ。」

向井「(泣きながら)はい・・・」

小松「なんで向井さんが泣くのよ。笑」

向井「だって。私、ずっと小松さんの友達だから。おばあちゃんになっても一緒に温泉行きたいから。生命保険の受取人も私でいいから。」

小松「それはやだよ!」

 

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意気込んで産科に戻ってきた小松は何事もなかったように挨拶されることに拍子抜けしつつも、サクラや四宮に感謝します。二人からの愛たっぷりのイジリを受けながら、パワーアップして「世界一の助産師だぃ!」と完全復活を遂げたのでした。

最後の出産現場に戻ったときのサクラ先生と交わす笑顔がとても素敵なラストでした。

 

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子宮や卵巣という臓器の大切さは男性や、私を含むまだ赤ちゃんを産んでいない人にはわからないかもしれない。でも子宮って女性を表すアイデンティティのようなもので、それを失うって本当にショッキングなことですよね。男性だったら、精巣やアレを切断するってことになったらどうする?って思うんです。だから決して他人ごとじゃないし、「女って大変だな」じゃすまされない。

私の母が子宮を取ったとき「もう女じゃないのかしら」と言ったことがありました。もちろん決してそんなことはないのだけど、それくらい喪失感があったそうです。実はあまり描かれませんが、切除後も大変なんですよね。卵巣を失ったことで母は常にホルモンバランスが崩れ、ホットフラッシュやめまいとホルモン治療の大変さに悩まされていました。

そんな現実があるからこそ、今回の話は全く他人事とは思えず、複雑な思いで観たのでした。

たぶん、こういう経験をされた女性は少なくないはず。だからこそ色々考えさせられます。

 

私自身も子宮と卵巣に少し不安があるので、最近調子がいいからとさぼってしまっていた検診に再度行こうと思います。手遅れになる前に。

 

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原作では小松の親友・武田の妊娠が深堀されていたので楽しみにしてましたが、ドラマではあまり触れられませんでしたね!!今回は小松さんをメインに絞った展開でしたが、胸いっぱいの大満足な回でした。

 

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途中、四宮先生が怪しい人たちとなんだかこそこそしたり、向上心の塊で我が弟(←違う笑)白川先生が調子乗っちゃったりしてましたね!

今橋先生にそんな口きいてんじゃねぇ!!と姉としてビンタしたくなりました。(←だから違う笑)

次回はそんな白川先生のピンチ!と四宮先生のプライベート大放出の回だそうです。

シーズン1でバーンアウトした新井先生(山口紗弥加)が出演するので楽しみですね。

 

あと、しのりんはサクラがBabyって知ってたのね♡

何よりこの横顔が好きなんだが…♡

 

ああ~明日も見逃せない!!

しのりーん、相談って何?私聞くよ?笑笑

そして我が脳内の弟(しつこい笑)、白川ー何やってんだぁ!!

 

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過去のコウノドリ記事はこちら

『コウノドリ』第1話を観て取り急ぎ言いたい。

『コウノドリ』第2話まで観て(前編)※ネタバレあり

『コウノドリ』第2話まで観て(後編)※ネタバレあり

『コウノドリ』第3話を観て ※ネタバレあり

『コウノドリ』第4話を観て ※ネタバレあり

『コウノドリ』第5話を観て  ※ネタバレあり

『コウノドリ』第6話を観て ※ネタバレあり

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大変長くなりましたが、最後までお読みいただいた方、

ありがとうございました!!

 

mana