こんばんは。manaです。

見つけて読んでくださりありがとうございます。
 
コウノドリ第5話、観られましたでしょうか?
前回のほんわかエンディングから一転、今回は大変重いテーマとなりました。
涙なしでは観られなかった第5話をあらすじとともに感想を書き連ねます。
今回素晴らしいシーンや書きたいことが多すぎて大変長くなりますので、お時間あって、ご興味ある方だけLet'sスクロール!!
※以下完全ネタバレなので、まだ観てない方はUターンしてくださいませ。
 
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普段通り27週の定期健診に来た西山瑞希(篠原ゆき子)。
サクラ(綾野剛)の診察の結果、切迫早産の可能性があるため、急きょそのまま入院することになりました。とまどいを隠せないまま、小松(吉田羊)が押す車いすに乗り病室へ。
そこには「待ってました!」と満面の笑みで歓迎してくれる今回が3人目の出産となる先輩妊婦・七村ひかる(矢沢心)の姿が。二人はゾンビ映画が好きという共通点から意気投合し、ともに入院生活を支えあっていきます。
 
そしてその穏やかな雰囲気の病室に、黒ずくめのガタイのいい強面の男性が小さな紙袋を手に、どんどん近づいてきます。思わず誰もが「殺し屋?」と呟いてしまうほどの風貌のその男性は、一緒に洋菓子店を営む瑞希の夫・西山寛太(深水元基)で、その手には持っていた紙袋は寛太が作ったプリンでした。
 
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夫の寛太が不器用そうに無言でひかるにプリンを差し出す姿は、まるでとなりのトトロで傘をむりやりサツキに差し出すカンタ・・・(違う。笑)
強面・無口で実は優しい、って私のどツボなのですが・・・笑
 
一方、新生児科では吾郎の研修が始まっていました。患者の母親である倉橋(サクラ・四宮の後輩産科医師)にも心配されるほど低体重児の採血に苦戦している吾郎の横では、白川(坂口健太郎)が、下屋(松岡茉優)が3日前に緊急帝王切開で取り上げた大松夫妻の赤ちゃんを診ていました。
 
動脈管開存症”という本来閉じるはずの動脈管が閉じないという疾患をもったこの赤ちゃんは、すぐにでも手術が必要で今橋(大森南朋)の説得を受けていましたが、帝王切開をしてまで障害が残る可能性のある超低体重出生児を無理に産まされたと、下屋を含む産科の対応に納得ができない夫・大松憲次郎(矢島弘一)により手術は拒み続けられていたのでした。
(ちなみに夫役の矢島弘一さんはコウノドリの脚本も書かれてますよーー!!!)
 
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カンファレンスではこの手術を希望しない大松夫妻への対応について話し合われます。下屋は赤ちゃんの命を優先した結果緊急帝王切開が必要だったと感情をあらわにします。その下屋を落ち着かせるようにサクラは一度時間をかけて大松夫妻と話し合うべきだと諭しますが、白川がそんな余裕はない、児童相談所で親権停止してでも手術をさせるべきだとまくしたてます。しかしそれを四宮(星野源)が「そんなことしたら親がなおさら子供を受け入れられなくなる」と制すると、今橋・MSWの向井(江口のりこ)も「翔太くんから親御さんを奪わないために、親御さんの気持ちに寄り添い、話し合いを続けるべきだ。」と興奮する白川をいなします。
 
カンファレンスを終え、平然を装う下屋に「プリン食べるか」と自分の分を差し出す四宮。
「目の前に死にそうな人間がいたら誰だって助ける。その命を救った後に障害が残るかなんて誰も考えちゃいない。緊急オペっていうのはそういうもんだ。」と笑顔は見せないながらも、下屋が行った処置は間違っていないとフォローします。四宮からの意外なフォローに下屋も思わず感動した声で「はい」と返したように聞こえました。しかしプリンは賞味期間切れ。笑 
 
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「mana、プリン食べるか。」と言われてる妄想はさておき、今期はサポートに回る四宮先生のファインプレーが多いこと多いこと。ドラマ内の四宮先生の活躍っぷりは原作とは結構違うようですね。星野源ファンの私にとっては美味しい場面ばかりなのですが、TBS制作側の星野源フィーバーが見え見えで綾野剛サイドから何か言われないかほんと心配。笑
(いやいや源くんサイドの私にとっちゃ、全然いいんだけども。2回目)
 
さて、32週を迎えた瑞希とひかるの病室では、両家族勢揃いで穏やかなひと時を過ごしていました。「あかり」と名づける予定ということで、お産は特別明るいものにしなきゃね!と小松と意気込む中行われたエコーの診察で、予想もしていなかった現実が瑞希を襲います。
 
「赤ちゃんの心拍が確認できません。」
 
そのエコーを診る時のサクラ先生の演技をする綾野剛さんがさすがだと思いました。
医師としても予想外の現実を受け入れられない、そしてこの現実をどう伝えるべきか一瞬にして考えを巡らせている難しい顔がとても忠実に演じられていたと思います。
束の間の食事タイムで大好きなジャムパンをほおばっていた四宮も呼ばれ、改めてエコー検査をしますが、結果は同様に“子宮内胎児死亡(IUFD)”と診断されました。
 
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今までの検査で異常はなく、原因がわからないということに加え、子宮内で亡くなった赤ちゃんをできるだけ早く自然分娩と同じように産まなければならないという事情に私は衝撃でした。原因もわからないままおなかの中で静かに亡くなってしまったこと自体ショックなのに、それを受け入れる時間もないまま、亡くなっている赤ちゃんをおなかを痛めて産まなければならないなんて。
サクラが説明を終え病室を出た後、瑞希が泣き崩れるのを夫の寛太が何も言わず抱きしめるのが、ただただつらかったです。涙が止まりませんでした。
 
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日が明けて、亡くなっていた赤ちゃんを出産するところで、サクラが二人に謝るシーン。
赤ちゃんが亡くなった原因がわからず「なんで?」と繰り返す瑞希にただただ頭を下げるサクラの赤くなった目が印象的でした。謝罪の言葉を聞くと堰を切ったように泣き出す瑞希に私の涙腺再び崩壊。ぶつけようのない怒りと悲しみが一気に押し寄せるような、瑞希役の篠原ゆき子さんの演技に圧倒されました。
 
また、瑞希がいきんでいる時に「あかり」という名の経緯を回想するシーンが挿入され、これから幸せなはずだった3人の未来が想像できる演出が、余計悲しみを増長させていて観ていてつらかったです。亡くなったあかりちゃんの名を叫びながら出産するシーンは、リハーサル1回で撮ったそう。あまり作りこまず、ストーリーに対する俳優さんたちのそのままの感情でストレートに演じられた結果、余計リアルで胸に迫るものがあり、素晴らしいシーンだったと思います。
 
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産声の無い悲しいお産だとわかっていても、逃げずに目をそらさずに、奥さんの悲しみに向き合い寄り添ってくれる旦那さん。深水さんの旦那さん役も本当に本当に良かったですね。クローズのリンダマンとか普段怖い役が多いのに、今回の役は最高でした。
 
そして、実際にこのような悲しいお産をさせてしまう現実を背負う医師の立場も苦しいんだと考えさせられました。何が原因だったのか、どうすればよかったのか、常に医師も悩みもがいている姿がサクラを通じて伝わってきます。それでも明日は来るし、患者一人だけをずっと引きずるわけにはいかないから、気持ちも切り替えていかなきゃいけない。
 
「明日も晴れそうだな。」
 
お互い経験を重ねて、お互いの辛さや苦しみがわかるから、余計なことは言わずに支えあう。サクラと四宮の関係はやはり羨ましいなぁ。
 
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おなかの中で亡くなった赤ちゃんは戸籍に残せないということで、小松はほんのひと時でも思い出が残せるよう、なんでも協力すると伝えます。すると夫・寛太は「お風呂に入れてあげたい」と提案します。
 
きっと冷たくなっているだろう赤ちゃんを二人で「可愛い」とお風呂に入れてあげるシーンで、サクラが「気持ちよさそうですね」と声をかけたとき、瑞希が一瞬複雑そうな顔をするんです。でもサクラは逃げずに西山夫婦を見守りました。それがとても胸に刺さり、印象的でした。
このような結果になってしまった患者と医師が今後どう接していくか、医療現場それぞれで乗り越えるべき壁を感じました。サクラはあきらめずに向き合い寄り添う姿勢で、それを目の当たりにした下屋に影響を与えますが、本当に難しいことだろうなと思います。
 
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「女は明るい方がいい。お前みたいに。」と寛太の提案で名づけられる予定だった「あかり」という名前。「私に似てるに決まってるでしょ。こんなに可愛いんだから。」とほほ笑む瑞希に少しホッとさせられました。
 
死産したことを知らないひかるに産まれた赤ちゃんのことを聞かれ、瑞希はいたたまれなくなって、立ち上がり「元気な赤ちゃん産んでね!!」とひかるにエールを送り立ち去ります。
その後ろ姿にひかるは違和感を覚え、さらに病室に戻る途中のナースステーションで看護師たちが西山夫婦の亡くなったあかりちゃんの“お見送り”について話しているのを聞いてしまい、事実を知ってしまいます。
 
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矢沢心さん久しぶりに見たけど、やはり演技上手だなと思いました。
これから赤ちゃんが産まれるという希望に満ちた病室で、無事に生まれることが当然だと思えてしまうけれど、幸せいっぱいの人の陰で本当につらい現実に向き合っている人もいるんですよね。
 
そして、迎えた“お見送り”のシーン。産科・新生児科スタッフみんなで立ち合い、あかりちゃんを代わる代わるだっこしてあげる光景が優しくて温かい素晴らしいシーンでした。夫・寛太が瑞希に内緒で作ってきたケーキ、最初で最後になってしまった自分たちの洋菓子店に3人で帰宅する様子、そしてバックに流れるBABYが奏でるメロディーが切なくて切なくて。うちの兄が亡くなった日を思い出し、タガが外れたように声を上げて泣いてしまいました。
 
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うちの兄は重度脳性小児まひで25才で亡くなりましたが、家で急変し運ばれた大学病院には、兄を幼い頃から知っている小児科医師や看護師がいて、亡くなった処置室には全員そろってくださり、病院を出る時もみなさんでお見送りいただきました。その光景が今回のシーンと重なり、余計胸が苦しくなってしまいました。。。
サクラに「ありがとう」ではなく「お世話になりました」という別れ際がリアルで印象に残ったけど、西山夫婦には時間がかかっても乗り越えてほしいなぁと願わずにはいられないのでした。
 
さあ、もう一組の大松夫婦と赤ちゃんはどうなったか。
サクラが西山夫婦に精一杯寄り添う姿を目の当たりにし、また、四宮に医師にはできることに限界があると言われたうえで、自分が何をすべきだったか・これからどう行動するか考えます。大松夫妻にもう一度説明をする機会をいただきたいと手紙を書いたのでした。
 
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その気持ちや周囲の説得の甲斐もあってか、妻の大松美代子は息子・翔太の命を優先した下屋の行動に感謝するとともに、翔太の手術の説明を受けに新生児科を訪れたのでした。(夫は来なかったけど仕事?それともまだ完全には納得いってないのかな?)
責任が大きくなり、患者に寄り添うことの難しさという大きな壁にぶつかってしまった下屋は、これでひとつ壁を乗り越え、また一つ成長する出来事となるのでした。
 
安堵しての涙なのか、感動しての涙なのか、いろいろ入り混じった涙があふれ出す下屋の表情がとても素晴らしかったなー。そしてその下屋をサポートする白川もよかった。
恋には発展しない、とのことだけど・・・同じ目標で切磋琢磨し合える男女を超えた仲間となっている二人を応援せずにはいられません。
 
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最後に、無事に出産を終えたひかるの家には冷蔵の荷物が届きます。その中には西山洋菓子店のプリンが。そして瑞希より「ひかるさん、おめでとう」とメッセージが入っていました。
二人の友情は続いていて、きっとこれからも何かあったときは連絡できる友人関係でいられるだろうというエンディングに優しい気持ちになれるのでした。
西山夫婦が悲しみを乗り越えたとき、また二人が再会できたらいいのにな・・なんて思うのでした。(ドラマの話ですが)
 
私は兄が出産時のトラブルで障害を負っているので、出産には絶対がないこと、何事もなく産まれることが当たり前じゃないことを家族として身をもって感じることが多かったのですが、こういうドラマがきちんと作られ、さまざまな立場の人に観られることで、いろんな気づきや考え方が広がればいいなと思います。何より私の夫も真剣に観てほしい。笑
 
次回は、ペルソナ救急外来ではアレスト(心停止)の妊婦が運ばれてきます。
前シーズン最終回であった「死戦期帝王切開」の話になるようです。
またまた下屋に試練がふりかかるの?
今週17日金曜も見逃せません!!
 
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最近コウノドリのことばかりですみません。笑
もう生活の中心になってしまっているので書かずにはいられないのですー。
とうとうドラマ終了を待たずに、漫画原作も全巻大人買いしてしまいました。笑
(現時点まだ届いていませんが。今週末読みふける予定。ちなみに紙派です。)
 
今回第5話を観て、やはり妊婦役のゲストは今回のようにちゃんとした女優さんでお願いしたい。第4話と違って、演技の緊迫感が全然違いますよね。(ストーリーの重さも違ったけど)
感情移入しすぎて観終わったあと、しばらく余韻に浸ってしまい、立てなかったです。
 
そして文中で言及しましたが、今シーズンは源くん演じる四宮先生の株上がりすぎでどうしよう。またライブチケットの倍率上がっちゃうじゃないか。笑
冷たく見えて、実は仲間思い。源くんがラジオで言っていたように前回は自分の心を守るために、という四宮の言動が多かったけど、今回は仲間を思って行動する四宮のシーンが多いですよね。その中でツンデレでほっこりさせてくれるシーンが多くて、星野源ファンとしては嬉しい限りなので許してほしい。笑
※単に私がツンデレ眼鏡男性に弱い、ってのもある。
 
小松「四宮先生も食べる?」
四宮「プリンか・・・・(6秒)冷蔵庫入れといてください(・`ω・´)キリッ」
小松「すっげぇ考えたな。」
下屋「チッ。食べるのか~」
 
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四宮(ジャムパンの封を開ける)
小松「四宮先生」
四宮「だめです。これは俺のジャムパンです。(2個取られないように抱えながら)」
小松「鴻鳥先生が呼んでます。」
四宮「(パンを口に運んだ後)え・・・?」
 
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ちゃんと牛乳に「四宮」って書いてあるのにも萌える。誰も取らないって。笑
 
早く漫画届かないかなー。
原作の四宮先生の描き方とドラマ版をちょっと比べてみたいです。
(結構違うと聞くので、ドラマ版はドラマ版として大いに楽しみますが)
 
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過去のコウノドリ記事はこちら
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大変長くなりましたが、最後までお読みいただいた方、
ありがとうございました!!
 
mana