全米音楽指導者協会が2020年末、メンバーを対象に現状調査をし、先日その結果が発表されました。

 

その中から、個人経営の音楽教室の結果を一部お知らせしています。

 

こちらは前回の記事です。

 

下差し

 

 

 

【コロナ禍でのレッスン状況の変化】

 

全てオンラインにした:約62%

生徒にとってオンラインレッスンは初めてだった:約61%

初めてオンラインでレッスンをした:約59%

オンラインレッスンのための機材を購入した:約49%

コロナ前と同じ様にレッスンしている:約19%

レッスンを全てやめた:約1%

 

 

 

【コロナ禍で習得した新しい技術】

 

ズーム、その他のプラットフォームによるレッスン:約90%

オンライン発表会:約51%

生徒に録画を送る、また受け取る:約50%

スクリーンシェアリングの方法:約42%

連弾用のパートを録音:約37%

音楽用アプリ、音楽ゲームアプリの使用:約21%

指導的動画を作成:約19%

フェイスブックによるイベント:約5%

 

 

 

【オンラインレッスンに使用したプラットフォーム】

 

ズーム:約82%

フェイスタイム:約59%

スカイプ:約30%

その他(グーグルハングアウト、メッセンジャー、ロックアウトラウド、ウィーチャット、インターネットミディ)

 

 

*解説:ちなみに私の場合は、画像はズーム、音はクリーンフィードというプラットフォームを使用しています。

 

以前からズームでのレッスンは学生達が帰省する夏休み中などにしていましたが、クリーンフィードを使うのは去年が初めてでした。

 

指導者側の設定に多少時間がかかる場合もありますが、学生側に設定が不要なため、学生達はすんなり受け入れて、使うことができました。

 

ズームで画像と音質の両方を送るのではなく、この二つのプラットフォームを使う事で、音質はずっと良くなります。

 

私の大学では、ほぼこの方法が定着しています。

 

クリーンフィードについてはこちらの記事を参考にして下さい。

 

下差し

 

 

 

【レッスンで使用する曲の音楽ジャンル】

 

クラシック:100%

ポピュラー:約61%

賛美歌アレンジ:約60%

ジャズ:約54%

ミュージカル:約52%

フォーク:約47%

その他:約4%

 

 

 

【レッスンで曲以外に教えるもの】

 

テクニック:約98%

初見試奏:約97%

音楽理論:約96%

イヤートレーニング(ソルフェージュ的なもの)」:約85%

音楽史:約70%

即興:約53%

作曲:約45%

 

*解説:グレード試験のために、この様な課題を教える必要があります。

 

 

ピンク音符ブルー音符ピンク音符ブルー音符ピンク音符ブルー音符ピンク音符

 

 

これで、このシリーズは終わります。

 

何かしらの参考になれば嬉しいです。

 

 

 

河村まなみ