以前、英語失敗談の記事でも触れたのですが、アメリカでは褒め言葉を言えることがとても大事です。

 

下差し

 

 

 

 

先日、バイオラ大学ピアノ科では、Youtube の再生リスト上での発表会をしました。

 

下差し

 

 

 

その後、演奏した学生が、お互いに感想を書いて送り合いました。

 

私がこのイベントの担当だったので、全員の感想を読んだのですが、アメリカ人の褒め言葉の豊富さを、改めて感じ、感動すら覚えたので、少しシェアさせて頂きたいと思います。

 

 

Right off the bat, I knew this was going to be good.  The first note was already filled with energy. The accents were so on point. You have brilliant fingers, your playing is so clear. You totally blow me away every time! BRAVO!

 

「始めからこの演奏はすごいと分かっていた。最初の音から、エネルギーに満ち溢れていた。アクセントはピッタリと的を得ていた。あなたは素晴らしい指を持っているし、いつもとてもクリアに弾けている。毎回、あなたの演奏には、完全に圧倒される!ブラボー!」

 

 

This is so beautiful and therapeutic! The playing flows so well, and the phrasing is delicate too. I’m touched. Great job!

 

「とても美しくて、癒される!演奏がとてもスムーズに流れて、フレーズの作り方も繊細だった。心に響いた。素晴らしい!」

 

 

Very convincing and surprising dynamic shifts and changes in tone color.  So exciting! I thought you made it really interesting and special how the composer uses space and time in the piece.

 

「とても説得力があり、強弱が効果的で、音色の変化があった。とってもエキサイティングな演奏だった!作曲者が曲中で使用した時間と空間の間というものを、とても面白く、際立てて表現できていたと思う。」

 

 

          

 

 

アメリカ人は、人の長所を見つけるのがとても上手で、それを具体的に表現するのが上手だと思います。

 

時々、「アメリカ人は、お互いにほめ過ぎじゃない?」と思う事もあるのですが、私も、アメリカに来て、ほめてもらって、日本にいた時よりずっと自分を受け入れ、自信を持てるようになりました。

 

指導者として、日本で得た「きちんとする」教育観と、アメリカで得た「ほめる」教育観の両方を取り入れていきたいと思っていますドキドキ