心を癒し、育む絵本#1

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おすすめ絵本の紹介を始めました。

 

 

第1回目は、

『うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん』

文・絵:ディック・ブルーナ 訳:まつおかきょうこ 2008(2010改) 福音館書店 

 

うさこちゃんのおばあちゃんが死んでしまったお話です。

うさこちゃんの涙からはじまります。

だいすきなおばあちゃんが死んでしまって、

悲しくてみんな泣いています。

そして、お別れの日、

おとうさんがおばあちゃんに感謝のことばを言って、

おばあちゃんとのお別れをします。

おばあちゃんのお墓は、大きな森の中。

うさこちゃんは、お墓を時々訪れて

おばあちゃんに話しかけている

 

悲しんでいるけど、悲壮感はありません。

泣いているシーンの絵も、あかるいオレンジ色。

死は悲しいけど、あたりまえのこと。

お墓が森の中なのでのシーンからは、ずっと緑色。

その緑色には、死を受け入れた穏やかな心の状態が感じられます。

 

もう会えないけれど、いつもちゃんとそばにいる

 

言われれば、そうだなと思いますが

ふだんの生活では、つい、忘れちゃいますよね。

 

初めて読んだとき、

自分の祖父母のことを思い出して

涙してしまいました。

今でも、やっぱり涙が出てしまいます。

 

悲しいというよりは

祖父母と一緒に過ごした時間は

とても楽しかったなあと思い出がどんどん蘇ってくるんです。

祖父母のやさしさを改めて感じて

自分が愛されていたことを思い出します。

祖父母の孫で幸せだったなあと思います。

 

この絵本は、

今はもういない大切な人からの愛、大切な人への愛を感じて心があたたまる一冊です。

ぜひ、読んでみてくださいね。