「普通のものでいいの」
「普通はどうなのかしら?」
このようなお返事は、時に
自分もしているような気が します
けれども
空間創りで、この言葉を耳にした時
ご気分を害されぬよう、少しだけ踏み込んでお尋ねすることがあります。それは
その方の【普通】は、どこにあるのか
を定めてからでないと、
【普通】というカテゴリーに分類されるものは
ない ですよね

その方にとっての【普通】が、あるのだと思います
なので、それはどのようなものでしょう

そこを知ることが、とても大切になる と感じます
熱意あるプロの方は、
耳にして、雰囲気で捉えるようなお言葉 と感じると
「何を意味されたかを知りたい」 と
丁寧に、慎重に 【訊く】、訊き続けることを諦めない
と、思います。
そのような想いを
異なるお仕事の プロの方 とお話ししながら
重なる多くの想いに、なるほど
の連続

刺激と熱い想いを掻き立てられました
ライフオーガナイザー®︎、インテリアコーディネーターの八木真里子と申します。
素敵なテーブルセッティングをして待っていてくださった
お昼の時間
◇今日のお肉は、ミディアムだと、美味しくいただけると思います
担当してくださったシェフ
適切に、控えめながらも、アドバイスをしてくださり、
私以外は、シェフの目利きに、当然 賛同。
私は、どんな時にも、ウェルダンを希望

わがままですね、自分の思い込みかもしれないことを通すことは、反省に値なのですが

その時、
「赤い部分がない程度、で良いですか?」
間髪なく聞いてくださいました。
私の答えは、まさに そこ でしたから、「はい」一つ返事
ミディアムがベスト、お肉の目利きは、経験からの言葉
間違い無いのです。
でも
お客様の希望が、プロのご自身とは異なる時
美味しさを承知しながらも、
押し付けられない

出来るだけ美味しく口にしてほしい
その熱い想いから質問をして下さいました。
それは、
その方のいう ウェルダンは
どのような状態を意味するか
決して想像から、わかったつもりにならない
経験が深くても、初めてお会いする方の好みを
しっかり尋ねる ことから始め、
プロとして、おいしさを提供される 信念からのこと
同じことば・表現でも
その人の伝えたいことは、
幅広い意味の どこにあるのか
理解を共有するためには
さりげない対話の中で、
不快感を与えず、
知るために、様々な工夫をなさっていることを知りました。
右の方
シェフの横山さんです。(掲載許可をいただいております、ありがとうございます)
心地よい時間を過ごしていただこうと
共に過ごす時間、笑顔絶やさず
何にでもお答えくださり
●トーク
●プロとしてお作りになるお料理
両者のバランスを絶妙に保つお仕事への姿勢
素晴らしいものでした。
住空間を作る場合にも
「普通のものでいいよ
」というご返答

どのようなものを普通とされているのかしら…
柔らかな表現ですし、
強い個性を打ち出さない控えめなお人柄も感じる
表現
その表現を
どのようなカタチにしていこう
プロとしてすべきことは
その方の言う【普通】は
価格帯?
仕様?
それとも、どなたかをサンプル=何かの基準をお持ちでいらっしゃるかしら?
など、想いはめぐりますが、
難しいお話ではなく、何気ない対話を重ねながら
答えに近いところを見出していきます。
【普通は何?探し】は、
実は、口にされたご本人様が
ご自身の新たな気づき を得ることが多いこともあり

限られた時間で仕上げるためには
早めに見出せることが望ましい
でも、一番意味のあるお時間、時間がかかっても良いことです
◇親の笑顔 これが進む道の支えに
横山さんに、
「なぜシェフになられたのですか
」

尋ねたところ、
今は亡き 厳格でいらしたお父上様が帰宅される前、
お留守番をしていた幼少期
冷蔵庫にある素材でお料理をして、
お帰りをお待ちになった時
横山さんの作られたお料理に
日頃、笑顔を見せない父上様が、
初めて笑顔を見せてくださり、
「美味しい」
言葉でも伝えてくださったそうなのです
子供心に、嬉しさがこみあげ
その時の父上様の笑顔から
シェフの道に

そして、今なお、
記憶にあるその父上様の笑顔が
お仕事の支えになっていらっしゃる
とのこと お話ししてくださいました
日々訪れる方の
「美味しい」
その言葉と笑顔が、シェフとして至福の瞬間で、
自分のためだけなら、ここまでの時間を費やすことはないんです、と。
人に尽くされることを厭わない志
初めてお逢いし、お話ししていても
お人柄の良さがわかりましたし、写真の笑顔からも、お人柄を
察して頂けるように思います。
主役でなく、誰かの力添えを喜びとすること
私たちのお仕事に通じるものがあります。
お子様のお片づけ
褒めるタイミング
夏休みにこそ、と思いながらも
疲れも感じるママのお気持ちも十分わかります
横山さんの
親御さんの表情が一生の記憶になっていくと言うお話に
お気持ちが、本来の理想に、リセットするような
きっかけとしてお読みいただけたら嬉しく思います

お子様皆、親御様の笑顔が
何にも勝るやる気の原動力だったりするのかな、と思います。
褒められたい
それだけの思いでも
十分自立していこう としているのではないかな、と思います
◇プロの味を家庭でも
プロの日々の研究、労力
同じことを
家庭で実践することは、難しいことです。
今回、プロの見せ方、使う品、方法を家庭でできるであろうこと
2つ教えていただきました
耐熱ラップ
お恥ずかしいことに、私は、初めて知り、
230度まで耐え得るラップの存在とご対面
この中に
スープ、ズッキーニ、パプリカ、トマト
を入れて茶巾絞りのように縛り、
鉄板の高熱に気をつけ、タイミングよく置く
小さかったラップの袋は
次第に、パーンと膨らみ、
中はグツグツ煮えている様子が見えました。
出来上がったところで、縛り口をカット、
ラップごとお皿に乗せ
そのスープ野菜の上に、お魚 スズキ を乗せてサーブしてくださいました。
以前は、紙で包んだものをお使いになられていた
とのことですが
より目に美しく、出来上がりの様子が、目に楽しめることから、こちらに。
ご自宅では、オーブンでは使えないようですが、
このような作り方ができますと。
私には、新鮮なこと

近く試してみようと思います。
また、ステーキの、つけたれは、
ソースでなく、
●生醤油に、ネギ、ガーリック、お好みでわさび
●ポン酢
をお支度して頂きましたが
ポン酢が絶品。自家製で、
3日もかけ、2種類作ったものを合わせ、仕上げていらっしゃるとのこと
自宅で同じことは難しいので
市販のポン酢を、ガラスの器に移し、
切り込みを入れた だし昆布 を入れて
半日、冷蔵庫で保管
ここに、鰹節をいれ、柑橘系の 柚子や カボスを絞ると…
半日で、プロに近い自宅の味が完成するとのこと
決して、難題ではなく、
ひと手間
を惜しまないこと
そこですよね

◇横山さんからの学びは
■プロ意識の高さ
■お仕事そのものを、ご自身が楽しまれる
■質問には、真摯に応え、常に笑顔を絶やさない
■お客様とは、自分の良いではなく、お客様の良い を常に探して応える
■その場の空気に臨機応変に対応
言葉、所作から.学ばせていただき
お料理から幸せな気持ちを得させていただきました。
真剣に、心込めて作ってくださったお料理総てに
優しさのある美味しさがあり、
自宅ではできない素晴らしいお料理を堪能させていただきました。
こちらの空間
随所に、たくさんの素敵な演出のあるのですが
私の本来のお話は
そちらからすべきところ、あえて、異なる視点から綴りました
空間のことを入れますと
長くなりすぎますので
別に設けて、綴らせていただけたらと思います
雨脚強まったり、止んだりの日でしたが、
タイミングよく、お庭の散策もできました。
蝉の声に、高木を見上げましたが、
雨に負けることなく、短い命を生きる蝉
昆虫に関心がなく
詳しくはなかったのですが、

娘が、幼少から、その日の学びを話すことに、
耳傾けているうち、気づけば
苦手な分野にも、わずかですが、知識を得て、
育児を通して
新鮮な視線を送り始めたものが増えたように思います。
そろそろ自由研究など、まとめようかな、と言う時期でもあり、お子様より、ママが時間軸を読みながら、お子様より先に気づきがあり、早めに
と思う時期かと思います。

課題が決まられていらっしゃらない、そのようなお困りごとがありましたら、
お読みくださり
心より感謝しております
ありがとうございます

そして、強い台風の影響で不自由をされるお時間を送られていらっしゃる方のいらっしゃる本日、
安全に、そして、体調を崩されませんように、
お祈りしております