師事した恩師の言葉を忘れない〜住まいを創るを助ける | marual ≒ manual

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ライフオーガナイザー®・インテリアコーディネーター_八木真里子
自分の心地いい暮らし__思考や時間を俯瞰して、限られた空間の日々の生活を、豊かなものにする力添えをいたします

写真の整理を、時間を区切ってしていましたが、結婚と同時に建てた小さな家の写真を見つけ、
目が止まり、
手も止まりましたあせる

私は、インテリアコーディネーター資格取得のため、
東レ経営研究所インテリアコーディネーター養成講座に一年通ったのですが(現在は開講されていません)

数多ある学習の場から、こちらに決めたのは
説明会でお話しされた

専任講師の尾崎三千子先生
に習おうと、他校を見る必要性を感じないほど説得力、熱意があり決めてしまいました。一年通い、2時試験まで無事通過させていただいたのですが

毎回の講義で、心に響く言葉を伝えてくださっていました。

忘れない三千子先生の言葉、
統一性はなく、記憶してるいくつかは、書き留める必要なく頭に置き、頭で反復しています。

3つご紹介したいと思います。
①お客様のお宅では、
    限られた空間を素敵にしましょう
つまり、狭い空間という言葉で表現をしない。^_^(その意味は以下に記しますね)

ブルーのカーテンに、蛍光灯の暮らし
街路からは、海外の家族の温かな夜を連想させられることと異なり、どこか寒々としてしまう。
蛍光灯が必要な年齢はある、青が好きな方もいらっしゃる
ただ、窓越しに映る我が家も町の美観。できれば、夜外から我が家をみて、カーテンの色から考えられる日本の生活になってほしい

嫁入り道具は、先に買わない。
お嬢様にも、何も持たせないとのことでした。

①限られた空間、という表現は
お客様から、「我が家は狭いので、どのようにしても限界がある」という考え方を、
プロのインテリアコーディネーター自身が同じような考えにならないこと。
それは、空間の広さに大小があっても、工夫した素敵な暮らしの提案は、どちらにも数多ある、それをご提案することがお仕事、
そして、お客様が広さと素敵を重ね、
できることに限界がある思い込みに、終止符。
大きな可能性を、共に見いだせる楽しさ、大切さを持つようにと。


この写真は、主人と工夫しながら、生活をスタート、育児、全てを楽しんだ空間です。まさに限られた空間をどのように活かすか、課題でした。
インテリアコーディネーター資格を取得した時、ダイニングテーブルの上に
テーブル面から800㎜の高さまで下ろして吊るしたphランプです。憧れもあり購入。
(今は、この住まいでなか、5年設計から携わらせていただけた住まいにいることもあり、とても懐かしくなりました)

このランプ、よくお見かけになるはずです。どこからみても美しく、
下にも照射、横の隙間、上からは天井に向けて柔らかな光を放ちます。
問題点は、
【本物】であると、
下に照射する部分にアルミのカバーが付いており、照度が極めて低いこと。

我が家はそちらを使ったため、かなり暗くなりましたので、多灯使いを選択しましたが、
購入してしばらく、
日本人の目に合わせ、下に照射する部分をクリアガラスに、明るい照度を保てる優れものが出ました。

デザインが気に入っても、海外の方の目の色からも周知のこと、
強い照射が目に負担になり、意図的に照度を下げている商品もあります。
これは、専門のお仕事の方皆様ご存知のことなので、詳細は記しませんが

この1つのランプが、ダイニングの空間にもたらしたものは、
限られた空間をぐっと素敵な空間にする効果があったということ。
デメリットは、当時白熱灯でしたので、

●熱くなる
●テーブル面から800㎜まで下げたことで、よく主人が頭をぶつけていたこと

でしょうか。

また、個人的には
限られた空間に家族が暮らす良さは、どんなに感情論が先立っても、同じ空間にいる時間が長いので、自ずと仲良く話した方が心地よいと、意見も譲り合エル良さがあるように感じます。

②は、
室内では好きな色に囲まれたい個々人の自由がありますので、
あくまでも、先生の理想として参考までに。
また、バンクーバーの街などは、光の色が統一され、その街を見た時、先生の言葉の意味がよくわかりました。

けれども、年齢が上がる両親の目の不自由さを目の当たりにする昨今
いかに、蛍光灯が目に優しいか、気付かされます。
洒落たものより安全に健康に暮らす大切さもあります。
そのような迷いは
カーテンの
カラーにこだわることなく、
ウィンドウトリートメントの方法がかなりありますので、ブラインド、遮光カーテン、上下に上げ下げするもの、
ニーズに合わせ、工夫をすれば、叶わない何もありません。

③については、今の時代にむしろ合わない考え方かもしれませんね。

こちらも、結婚当時の家の  限られたキッチンダイニングの空間ですが
右のカップボードは、嫁入り道具の1つでした。

とても便利に使いましたが、お引越しの時、
作りつけた設計に切り替えていたので、

両親に感謝を伝え、手放しております。
心が痛まなかったと言ったら、嘘になります。
両親が揃えてくれたものは、あっさり手放すことは難しいですよね。

三千子先生は、勿体無いから嫁入り道具を持たせないという意味ではなく、

慣例で持たせることを承知し、それでもお仕事柄から、
「暮らして初めてわかる使いやすいもの、使うもの、これを嫁入り道具で縛りたくはない」
ということでした

時代を経て、今は三千子先生の強い思いが、総てにかない始めている気がいたします。

ライフオーガナイザー®︎の資格認定も受け、
インテリアコーディネーターとも異なる手順と日常に密着したお仕事は、

実は、とても大切なことに気付かされます。

どんなに素敵ドキドキ、好きなものを自宅に取り込もうとしても、
大切なことは、
憧れの商品を入れて、どのような生活をしたいか
ここが大切です。

phランプは、本当に素敵です。
けれども、散らかっている空間で、光の反射は望めず、陰影の素敵を感じることに至りません。

限られた空間で、ものと共生する
このことを意識して、空間づくりを楽しむことが心豊かにすることです。

1つ素敵なものを入れたから
心豊かに、素敵な空間に
大変身することは無いのです。

価値あるものを空間の主役、時に脇役にするには、整った空間に仲間入りさせること
が大切ですね。

そのような思いから、インテリアコーディネーターとして、ショールームでの素敵を自宅に取り込みたい気持ちを、どのように叶えるか
どこから整えると、納得のいく心地よい空間を保てるか。

その点も含め、力添えする上で、
ライフオーガナイザー®︎の資格をから得ている、その方だけのために、コンサルから始まることが最大のメリットです。

小さな日々の気になる一隅を整えるだけでも、
女性は特に、気持ちが切り替わるものです。

大きな散財伴うものを買う勇気より、まず整えることから
順番に夢に向かって進めることが大切、なのですよね、私も実感しています。