『調整に力を入れよ』 (昭和58年7月)
経営ではホウレンソウ(報告、連絡、相談)が大事である
日々この連続である
会議、報告書も大事だが
日々 調整がいかに行われているかが問題である
調整は 案外疎かにされている経営の盲点といってよい
立派な組織が生かされていないのは
組織の重要なポストを占める責任者の
弱さのためであることが多い
課長と課長の調整は部長がやるべきだし
常務同士の調整は社長が
あたらねばならない
調整に力に入れる幹部は
自らタイムリーな問題を集め
解決する能力を
知らず知らずのうちに身につけるものだ
※マネジメント能力のない幹部は、この調整を
当事者に任させてしまい、問題をこじらせたり
あるいは、調整がうまくいかず、組織を壊して
しまったりする。この調整能力もばかにはでき
ない。