「大衆品と工業品」 (昭和61年12月)
大衆品の場合は
「うまかっちゃん」「すきやねん」といった
大衆に直接訴えかける商品イメージが大事
宣伝感覚といったものが要求されるのだ
これに対して工業品は
商品イメージといったことより
まずなによりも確かな技術に裏打ちされた
信頼のおける商品でなければ売れない
※これが原理原則なのだが、一部この工業品に関しては
この考え方が行き過ぎてしまい、プロダクトアウト的発想が
主流になってしまい、市場に受け入れられない製品が続出
してしまう結果となった。良いものであっても、作り手の自己満足
では売れない。技術力への信頼だけでなく、生活改善や快適さ
の追求においても信頼されないと売れないのである。